2019年7月4日木曜日

「愛の妙薬」終演

「愛の妙薬」終演致しました。
素晴らしいスタッフ、共演者の皆様と素敵な舞台に立たせて頂きました。
ご来場頂きました皆様、また関西や他、遠方からも東京まで沢山お越し頂きましたこと、本当にありがとうございました。

今回の舞台セット、衣装や小道具まで、演出の粟国さんがイタリアから持って来られたもので、何度も藤原歌劇団で再演さるているものです。私もこの演出、セットの「愛妙」を何度も観てきましたが、自分がその衣装を着て、舞台に立っているのが、何だか不思議な気持ちでした。終演後、緊張が解けた時に、本当に光栄な事だ、幸せな事だったんだと実感が湧いてきました。

演出の粟国さんとは、関西で「ドン・ジョヴァンニ」でご一緒させて頂いて以来でしたが、これぞイタリアもの!という今回の「愛妙」を粟国さんの下で取り組め、台本の読み方やアディーナという女性像も今までと変わりました。
稽古で、粟国さんご自身がアディーナとして立ち振る舞って、手本を見せてくれるのですが、その仕草、手の使い方、視線の動かし方など、毎回釘付けでした。

また、指揮の山下マエストロは、広島で「ボエーム」をご一緒して以来にお会いし、嬉しい再会でしたが、シンプルに、そしておおらかにご指示下さり、本番は心強かったです。

今回の経験を生かし、また精進したいと思います。特に今年はこの後、「メリー・ウィドー」「秘密の結婚」と喜劇が続きます。次への作品への取り組みに、ダイレクトに役に立つ事が多いです。前進できるよう頑張ります!








2019年6月22日土曜日

「愛の妙薬」オーケストラと!

オペラ「愛の妙薬」も来週からいよいよ劇場入りしますが、今日は初台、オペラシティにある練習場で東京フィルハーモニー、オーケストラで歌わせて頂きました。

今までの稽古はピアノでしてきました。ピアノでも、オーケストラの音を想像しながら練習してきましたが、やはり実際にオーケストラの音を体感しながら歌わせて頂くのは、本当に感動する瞬間で、また新しい音楽、感覚が生まれてくるように思います。

山下マエストロの下、東フィルさんの素晴らしいオーケストラで、楽しみながら、興奮しながら歌わせて頂きました。マエストロと真っ直ぐ向き合い、音楽に集中しながら歌う事が出来て良かったです。

今回の公演は貸切公演、クローズドの公演ですが、チケットは既に完売とのこと。嬉しい事です!
お客様のため、また稽古をつけてきて下さった山下マエストロ、演出の粟国さん、お世話になったスタッフ、また共演者の皆様に感謝し、本番に向けて頑張りたいと思います。

来週からはいよいよ日生劇場に参ります!




2019年4月22日月曜日

メリー・ウィドゥ 始動

「メリー・ウィドゥ」の稽古が始まりました。

オペレッタを日本で上演する際は、言語上演でなく、日本語上演が多いです。今回も、日本語上演になります。

日本語ですと、お客様にダイレクトにお楽しみ頂けるというメリットがあります。特にセリフのやり取りなど、その瞬間のニュアンス、ウィットに飛んだ雰囲気など、オンタイムでお伝えできるのは、演者としても嬉しいです。

その反面、言葉をハッキリ伝えなければというプレッシャーも出てきます。歌になると、声の響きや発声を重視すると、日本語という言語の発語がかなり難しくなります。
普段、イタリアオペラを中心に歌っていて、日本歌曲などを勉強する機会がほとんどない私にとって、なかなかハードな課題になりますが、勉強するいい機会でもあります。日本語の発語と発声がいいバランスで歌えるよう取り組みたいと思います。

メリー・ウィドゥ=陽気な未亡人、ぜひお越し下さい!

 

2019年4月7日日曜日

「カプレーティとモンテッキ」

オペラ「カプレーティとモンテッキ」にジュリエッタ役で出演させて頂きます。

タイトルをご覧になられ、???と思われる方もいらっしゃるかと思いますが…
「ロミオとジュリエット」が原作のオペラです。
カプレーティ= キャプレット家、ジュリエットの家
モンターギュ=モンテッキ家、ロミオの家
それぞれイタリア語読みをしたタイトルになっています。

メゾ・ソプラノ(女性)がロミオ役を演じる、ベルカントオペラの名作です。
メゾの高谷さんがリサイタルとしてこの作品を上演され、私はジュリエッタ役で出演させて頂きます。

音楽監督、ピアニストに服部容子先生、演出に岩田達宗先生をお迎えし、お届け致します。私がオペラをするにあたり、大変お世話になっているお二人とご一緒させて頂きます。

パンツ役、ロメオ役にぴったりな高谷さんをはじめ、沢山のオペラでご一緒させて頂いてる男性歌手の皆様と、この作品に取り組めるのがとても楽しみです。

カプモン(カプレーティとモンテッキを略して、こう言ってます。)  は三年前にも東京で岩田さん演出で歌わせて頂きました。相当しごかれたなぁ~   
三年経って、成長したジュリエッタを関西の皆さまにもご覧頂けたら嬉しいです。ぜひお越し下さい!

5月18日(土) 15:00開演. 河内長野ラブリーホール(小ホール)
オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」 全自由席 5000円




2019年4月5日金曜日

「愛妙」ハイライト @サントリーホール

オペラ「愛の妙薬」のハイライトコンサート、サントリーホールで歌わせて頂きました。

サントリーホールには、オーケストラのコンサートを良く聞きに行ってました。舞台から全方向に段々に広がる2000席の客席の形が、素敵なホールで、響きも素晴らしく、気持ち良く歌わせて頂きました。

このホールでは、忘れられない思い出がある。もう20年以上も前だと思いますが、オーケストラのコンサートを聞きに出かけたのですが、眼鏡を会場に忘れてきたのです。翌日に気づき、会場に忘れ物がないか訪ねに行ったら、かなり優しいおじさまが客席に案内下さった。
私が歌の勉強をしている事なども話しながら客席へ向かいましたが、席番号も分かっていたので、その席を調べたら座席の間に挟まっていた眼鏡がすぐに見つかりました。
ちょうどその時、会場ではソプラノのマリア・グレギーナのコンサートのリハーサルの最中でした。

時間があるなら聴いていっていいよ!とおっしゃって下さり、グレギーナの歌を客席からこっそり聴かせていただき頂きました。
棚ぼた?!というか…  本当にラッキーでした。

そんな事も思い出しながら、六本木の桜を見ながらホール入りして、「愛の妙薬」、楽しく歌わせて頂きました。