2021年2月23日火曜日

恩師の導き

今回、レコーディングをするにあたり、会場探しから始まりました。各会場、どういうピアノが置いているか、色んな条件を見ながら候補を絞っていきました。

最終的に、いくつかの会場に見学に行き、実際に声をだして響きなどを確認し、岸和田にある「むくの木ホール」に決めました。

ピアノはフルコンのスタインウェイが置いてあり、響きも素晴らしいホールです。

私が歌を始るきっかけを作って下さったのは、中学時代の合唱部の顧問の先生。寝ても覚めても歌うこと、合唱部にのめり込んでいました。その先生が真摯に音楽に向き合っているのに、ただただ毎日必死についていき、歌う事の楽しさを教えて頂きました。この先生との出会いがなければ、音楽の道、歌う事の道には進んでいなかったです。

先生は50代という若さでお亡くなりになられましたが、毎年、先生のお父さんと岸和田にあるお墓へお参りに行かせて頂いてます。

今回、ピアノをお願いした藤里香世さんは、もうかれこれ20年近くのお付き合いになるピアニストさんですが、岸和田高校のご出身。

そしてヴァイオリンの萩原合歓さんは、ここ最近、オペラや演奏会でたて続けにご一緒する事が多く、今回お願いをしました。今は神戸にお住まいですが、岸和田のご出身で、その昔はだんじりをひいていた事もあるとレコーディングのリハーサルで知りました。

偶然とは思えない何かを、ついつい考えてしまうのです。もうすぐ先生の命日、七回忌になります。

明日からいよいよプッチーニアリアの収録です。むくの木ホールの響き、プッチーニ の音楽を楽しみながら頑張りたいと思います!








2021年2月15日月曜日

CD制作進行中



 まだまだ用心は必要ですが、コロナも一時期に比べると収まってきて、ワクチンも輸入され、これから暖かくなり、少しづつ色々が良い方向に向かえばいいなあと思っています。


コロナに翻弄され、もう一年近く経ちますが、その間、沢山の演奏会やオペラも中止となり、色んな事を考えさせられた一年でした。

時間も沢山できました。


大人数で歌うオペラやコンサートは、現実的に難しく、今しかできない事を!と昨年より計画を立て、CDを作る事にしました。

あまりに歌う機会が少なくなった反動?か、二枚のCDを作る事にしたのです。


一枚は「日本の歌」、もう一枚は「プッチーニ  オペラアリア集」と全く違うタイプの二枚をリリースすることに!


諸々順調に進んでおり、「日本の歌」の方のレコーディングが終了しました。数日のレコーディングは、体力と集中力、修行のようでしたが…()   素敵なメンバーと一緒に音楽を作る事ができ、とても充実した時間になりました。


今までじっくり取り組むことがなかった日本歌曲、童謡、唱歌も、コロナがあったからこそ挑戦してみようと歌わせて頂いてます。


これから「プッチーニ ・オペラアリア集」に切り替えてまいります。


このレコーディングのことを順に綴っていきたいと思います。本当に沢山の方々にお世話になりながら歌わせて頂いています。


音楽を、歌声を、皆さまにお届けできるよう頑張ります。完成しましたら、ぜひお聴き下さい!


まずは「日本の歌」の収録曲です。

どうぞ宜しくお願い致します。


「日本の歌」平野雅世 ソプラノ

 藤里香世 ピアノ/萩原合歓 ヴァイオリン


花      滝廉太郎

宵待草    多 忠亮 

早春賦    中田章 

おぼろ月夜   岡野貞一

故郷         岡野貞一

浜辺の歌    成田為三 

ゴンドラの唄  中山晋平 

この道     山田耕作

曼珠沙華    山田耕作

赤とんぼ    山田耕作 

ペチカ     山田耕作 

初恋            越谷達之助

さくら横ちょう 中田喜直 

さくら横ちょう 別宮貞雄

落葉松              小林秀雄

すてきな春に  小林秀雄

いのちの歌          村松嵩継

翼を下さい          村井邦彦