2016年5月31日火曜日

暗譜、暗譜、暗譜…

ただ今「カプモン」を絶賛暗譜中~!(笑)  初役をする時、いつも通る道ですが…  早く覚えて「ドン・ジョバンニ」の暗譜に移らなないと~!!と焦っています。

どこにでも楽譜を持ち歩き、歌詞を読みまくっています。気づかないうちに、外を歩いきながらもブツブツ言っていて、変な人と思われてることでしょう~(笑)

頭の中で歌詞がグルグル回り、無意識に山手線、電車に乗ると、逆方向に乗ってました…  3駅程行って逆だ!と気付く。
まだまだ東京に方向感覚がないのです…

ああ〜 猫の手を借りて、暗譜ができるのかな?(笑)  早く暗譜して、自由に音楽を、歌を歌いたい〜!!

東京の地理も早く覚えて、スムーズにどこにでも行けるようになりたい〜!



 




2016年5月30日月曜日

大澤恒夫様 「カプモン」ロレンツォ役

8/6の「カプモン」で共演… ニアミスというところでしょうか。大澤恒夫様は 8/5に御出演です。日にち違いの共演?!になります。お稽古では両日キャスト一緒に練習をしています!

大澤さんとは三河市民オペラ「トゥーランドット」でご一緒させて頂いたのをきっかけに、昨年はミャゴラトーリ公演の「ジャンニ・スキッキ」に出演させて頂きました。(演出・大澤さん、歌手・私 ) 

「ジャンニ・スキッキ」と言えば、このアリア!私の愛するお父様ですが…   私はこのアリアを歌うラウレッタ役をさせて頂きました。本当に素晴らしいキャストの皆様の中、このアリアを歌うプレッシャーもさることながら、素晴らしい歌手の皆様と同じ舞台に立ち、音楽を共有できる喜びでいっぱいでした!

この素晴らしいキャストの皆様を集められ、裏方のお仕事までして下さってたのが大澤さんです。
「ジャンニ・スキッキ」は出演者が非常に多い作品ですが、脇役、脇の脇まで絶対に妥協しない!と「お客様」の事を最優先に考えてキャスティングされたそうです。
色んなとこで主役をされてるような方が 脇役で出演下さっていて、本当に豪華な歌手陣でした!
よく私にお声をかけて下さったものだ、と本当に思います~(笑)

オペラを「お客様」の事を第一番に考えて、公演する事をモットーに「ミャゴラトーリ」というオペラ団体でブレーン的存在の大澤さんが、ブログに今回の「カプモン」の原作、背景、また登場人物など順に綴られています。私も勉強させて頂いています〜

ジュリエッタ役、私も登場しましたので、ぜひ大澤さんのブログ、のぞいてみて下さい!大澤さんに頂いた御言葉に恥じないよう精進致します~

大澤恒夫さんのブログ
s.ameblo.jp/t-neo/

※ 写真は年始のコンサート!私の横で立ってらっしゃるのが大澤さん、座ってるのが、「ジャンニ・スキッキ」で私の恋人役、相手役だった寺田さん。「カプモン」では日にち違いのロメオさんです。





 

2016年5月29日日曜日

ヴォイストレーニング

「声」の調子、発声をみてもらうために定期的に通うヴォイストレーニングのレッスン。「声」のメンテナンスとも言える。

色んなバリエーションの音階を使って発声して、それについて先生がコメントを下さり御指導頂く。

もちろん、発声練習だけ上手くなっても、歌に使えないと意味がないので…(笑)   曲もみて頂きますが、主には発声に特化したレッスン。

閉口母音「イ」や「エ」の声の鳴る場所が、開口母音「ア」や「オ」と変わってしまう… 閉口母音が狭くなり、倍音も少なくなる。


舌の位置も問題で、舌を手で持ちながら、高い音から低い音を出します。これはなかなかキツイ作業ですが、この後、息の流れが良くなり、響きもいいポジションに入る。

ざっくり、主にはこんな感じですが、そこから派生して色んな事を御指導頂く。 

今日、明日で急に変わる事ではない「発声」、長期戦ですが、常に意識を持って歌わないと…と思います。
自分の「声」「発声」との長い長いお付き合いです。


写真は   長く長く伸びきっているノンタンです〜(笑)



 



2016年5月28日土曜日

「ドン・ジョバンニ」マエストロ稽古、音楽稽古

オペラ「ドン・ジョバンニ」お稽古が始まりました! 

指揮は藤原歌劇団のプリモテノールの小山さん。長年指揮も勉強されてきたそうで、今回は指揮をされます!

アンサンブル(重唱) オペラと言ってもいいモーツァルトのオペラ!一人で練習しているのとは違い、人と一緒に、それも人数が多くなる重唱ほど、歌っていて本当に楽しくなります。モーツァルトの音楽の魅力を改めて実感します。

モーツァルト、私にとって歌うのは、プッチーニ、ヴェルディよりずっと難しく感じますが…
音楽・歌の基本となるモーツァルトの魅力、大切さも以前より理解できるようになってまいりました~ 

小山さんの指揮、ドン・ジョバンニの鹿又さん、レポレロの久保田さん、そしてエルヴィラの野田さん 、 パワー溢れる若手の皆様とご一緒させて頂ける事に感謝です。

これからのお稽古の様子もアップしていきたいと思います〜

どうぞ 7/27「ドン・ジョバンニ」お越し下さい!



 

2016年5月27日金曜日

遠足のおやつ

1日OFFで、学校から帰ってきた姪と一緒に過ごす。今春、小学校に入学したばかりのピカピカの一年生!

翌日遠足ということで、一緒におやつを買いに行きました。学校からのお便りに「おやつ1種類」と書いていて…  金額が決められていないのは難しいなあ~と思いながら買物に出かけましたが、難しいと思うのは私だけで…
姪はすぐに カラフルなグミのようなお菓子に決めてました。

遠足でおやつを持って行っても、友達にお菓子をあげたり、交換するのも禁止されてるとか…  アレルギーを持つ子供さんもいるからだそうで。

寂しい気もしますが…  色んな事に気を遣う学校、先生、お母さんも大変だなぁ~  と思います。

もう夏日!私がサングラスをかけて行ったので、何でも真似たがる姪は、私のサングラスをかけて、なかなか返してくれませんでした~(笑)  




 

2016年5月26日木曜日

5月 マンスリーコンサート

東京池袋での毎月コンサート、5月の本番終了致しました。

5月といっても、とても暑い一日でした。夏を意識しての選曲で、「みかんの花咲く丘」や ガーシュインの「サマー・タイム」をプログラムしました。

ガーシュインの「サマー・タイム」はオペラ「ポギーとベス」の中のアリア、ナンバーになりますが、オペラアリアというより、この曲単独でジャズのアレンジなどで聴く機会が多い曲。なかなか「ポギーとベス」を一本通して見る機会は少ないと思います。

ガーシュインが作曲した際に、出演者が全て黒人でしか上演してはいけない、という決まりもあるからだと思います。

私は一度だけ、「ポギーとベス」をイギリスで見た事があります!オーケストラの中にドラムが入っていたり、躍動感ある歌、音楽に魅せられました。今思っても、なかなか貴重な体験でした~

そんなお話しもさせて頂きながら、この日初めて着たドレスで歌わせで頂きました! 



 

 

2016年5月25日水曜日

続・マエストロ稽古「カプモン」

マエストロ稽古当日、「職務質問を受けて…」稽古に少し遅れて到着するとマエストロからとメール連絡が入ってきてるとのこと。

皆で「職務質問って何なんだろうね?」と待つこと5分程、柴田マエストロが現れました。

こちらに来る前の仕事場で、「どくだみ」をもらったそうです。半透明なスーパーの袋に、どくだみの葉っぱが沢山入ってて、それをカバンに入れようとしてたら、警察に呼び止められて色々聞かれたらしいです。

マエストロ、ハンサムなハーフでらして…   袋に入った葉っぱ? を持っていて…   取り調べ、となったそう~(笑)

稽古場に到着するなり、その様子を説明下さいました。ご本人は参った~って感じでしたが、皆は大笑い、大受けでした!

伊勢志摩サミットのせいか? ここ数日、街でかなり警察官の姿を見かけますが…  取り調べを受けるなんて、さすがマエストロです~(笑)

充実のお稽古後は食事へ!オペラの事、歌の事、演劇の事、盛り沢山に色々皆さんとお話しできました~
写真、向かって一番左端(私の手前)が噂のマエストロです~(笑)
また出演者さんも、順にご紹介させて頂きます!






2016年5月24日火曜日

初マエストロ稽古 「カプモン」

8/6本番のオペラ「カプレーティとモンテッキ」の初めてのマエストロ稽古(指揮者稽古)がありました!

指揮者は柴田真郁マエストロ。私は柴田マエストロの指揮で今回初めて歌わせて頂きます。

緊張でお稽古が始まりましたが、かなり細かく、沢山の事をおっしゃって頂き、大変貴重な時間を頂きました。

私はこのオペラ、「ベッリーニという古典の様式」にこだわって取り組んでましたが、この様式にこだわりすぎて、譜面の上っ面、それこそ形をなぞっているだけになっていました。いい意味で、その様式から「はみ出す」という事が出来ずにいる自分に気付きました。それを変える為に、マエストロ、色んなアプローチでアドバイス下さり、何度も私の歌にお付き合い下さいました。

その場で出来る事をめいいっぱいしましたが、まだまだ研究、練習する余地ありです。新たな課題に取り組む事、取り組める事も楽しみです。頑張ります!

相手役、ロメオ役の森山さんはやはり素晴らしく、その様式をすでに大きく超えてらしてて、素敵な森山ロメオのキャラクターが色濃く見えています。間近で聞けて、すごい刺激を頂いてます。私も早く追いつかないと…愛しのロメオに!!

また男性陣も凄いです!深く、厚みのある、ボリュームある声で、フィナーレなど全員で歌う場面、稽古場の窓が割れそうな声の圧、迫力、圧巻です!

8/6の本番、どうぞお越し下さい!




 

2016年5月23日月曜日

谷崎潤一郎記念館

芦屋の谷崎潤一郎記念館を訪ねました。

私は谷崎潤一郎と聞けば、「細雪」や「痴人の愛」でなく、「春琴抄」が一番に浮かぶ。オペラになっていているから。三木稔作曲でオーケストラに三味線や琴なども加わり、独特な音楽で幻想的な雰囲気が素晴らしい日本オペラだと思います。もっと日本で頻繁に上演されたらいいのに…

それにしても、谷崎潤一郎、「小田原事件」「妻譲渡事件」に始まり、女性関係が華やか?凄いというより、もはや女の敵!である~(笑)  谷崎潤一郎の写真を見ながら、これは当時ハンサムだったのかな?そんなにモテたのかな?なんて思いながら資料を読んだり、眺めたり。

小説のイメージごとに転居を繰り返し、40回以上引っ越しをしているのもビックリした。そこまでのこだわりを持って小説を書き、名作が生まれてるんですね~

愛猫家必読との文字に惹かれ、「猫と庄造と二人の女」思わず買ってしまいました!






 

2016年5月22日日曜日

旧甲子園ホテル・甲子園会館

「母の日・父の日」に神戸の温泉に行った往き帰りに、武庫川女子大の甲子園会館と芦屋の谷崎潤一郎記念館に立ち寄りました。

甲子園ホテル(甲子園会館) が作られた経緯、当時の様子、和洋折衷のデザインや建築の事など分かりやすい説明を受けながら見学しました。皇族や政界人の社交の場で、この空間だけ周りとは全く違う華やかな場所だったと…
私は「甲子園=阪神タイガース」とすぐに連想してしまいますが、その甲子園にこんなきらびやかな、夢のような世界が広がっていたとは!

オーケストラボックス (上にあるからオーケストラバルコニーとでも言うのでしょうか?) 付きの音楽ホールもありました。グランドピアノも置いていて、今も演奏会などしているそうです。クラシカルな素敵なホール! 一度歌ってみたいなァ~




 

2016年5月21日土曜日

母の日・父の日

5月、6月は母の日と父の日。
まとめて?! 両親と食事に行く予定にしてました。その翌日の予定がキャンセルになり、1日空いたので、せっかくだし近場で温泉でも行けるかな?と思いたち、急遽3日程前に両親に伝え、決行!

近場の温泉と言えば、有馬が浮かび、ネットで調べてたら、行き慣れてる近場、三ノ宮に昨年末に出来たばかりの温泉宿が!お部屋やお風呂も良さそうで、とにかくゆっくりしたかった私には、近いのが魅力で予約を入れました。私がゆっくり…ではなくて 「親孝行」がメイン!メイン!(笑)

「みなと温泉 蓮 」という旅館?ホテルでしょうか??
三ノ宮の海辺に、こんな温泉宿があるんだなァと思いながら向かいましたが、お風呂もお部屋も新しく綺麗で気持ちよく、お食事も和洋中と、ついつい食べ過ぎてしまいました。神戸牛、美味しかったです!

ホテルからの景色はお天気も良く最高!朝と夜とで違う、神戸ならではの海辺の景色を楽しみました。展望露天風呂からは、遠くまで広がる海が一望出来て気持ち良かったです。


ふだん、なかなかゆっくり両親と一緒に過ごす事もないので、良い機会になりました。思い切って泊まりに行って良かったです!



 

2016年5月20日金曜日

「ローエングリン」新国立劇場

新国立劇場の「ローエングリン」のゲネプロを見に行きました!「ローエングリン」と言えば、あの有名な結婚行進曲は誰もご存知でないでしょうか?

お恥ずかしながら… 実は私、ワーグナーのオペラを生の舞台で観るのは今回が初めて…  自分のレパートリーがイタリアものに偏ってるせいもありますが、それにしても、もう少し勉強しないといけません~  「ローエングリン」では「結婚行進曲」しか知らず、行く前にあらすじなど読んで出かけた次第です…

ゲネプロとは、ドイツ語でゲネラル・プローベの略。ゲネラル=総合 、プローベ=稽古。
本番直前の最終通し稽古です。稽古と言っても、本番と全く同様で、特に今回のようにゲネプロと言っても沢山観に来てる人がいるような公開ゲネプロですと、歌手陣も全く本番と同じように舞台に立たれています。

私もゲネプロが公開ですと、その日を本番一回目、とカウントします。

指揮はワーグナーの大家、飯守泰次郎マエストロ!私は主役でのデビュー「ボエーム」のミミを飯守先生の指揮で歌わせて頂きました。今考えると、オペラの「オ」の字も分かってなかった私を、よく本番までお導き下さいました。
オケピットに現れた先生のお姿を見て、当時の事を思い出したのも束の間… 一気に美しい序曲でワーグナーの世界、本編へ誘って頂きました。

ワーグナー初心者の私も、とてもとても楽しめました!皆様の
歌、音楽が素晴らしかったからですね。タイトルロール・ローエングリンのテノールの声の聞こえ方は、一体どこから降ってきてるの? どこで鳴ってるの?というような素晴らしい声の飛び方。ソプラノも本当に「美しい声」「艶のある声」という形容がぴったりで、美人でスタイル抜群でした。オペラグラスで見入ってしまいました~

かなりアバンギャルドな衣装で「スターウォーズ」を連想したのは私だけかな?? 皆様長身で素敵に着こなしてて、シンプルでスタイリッシュな舞台ですが、充分見応えあり堪能致しました。

それにしても、オペラは社交の場とよく言ったもので、知り合いに沢山会いました! 大阪からも沢山いらしてて、先日の大阪音大での「オペラ講座観ましたよ!」と東京でお声かけ頂き、びっくりしました〜  写真は私の門下の大先輩、有名すぎるバリトンの晴さんや、大阪で共演した事もある若手実力派バリトンの鳥山君~  思いがけず
お会いできて嬉しかったです!



 







2016年5月19日木曜日

ノンタンの移動、猫の移動

私は東京と大阪を行ったり来たりしていますので、よく「ノンタンは?」「猫はどうしてるの?」とたずねられます。

ズバリ「一緒に移動してる!」のです。写真のペット用キャリーケースに入って、新幹線に乗り込みます。写真ではケースの上に乗っかってますが… 

新幹線の手回り品?という区分で、料金は280円で大阪~東京間を乗車しています。人間に比べて、格安ですね〜(笑)



 


2016年5月18日水曜日

応援下さる方々・ファンの皆様

出演する演奏会やオペラにお越し頂く皆様のおかげで、私は歌う事が出来ています。
お客様、聞いて下さる方がいなければ、演奏会など成立しません…  皆様それぞれ、お忙しい中お時間を作って駆けつけて下さる事、感謝しています。

お運び頂くうちに、会場でお客様同士が何度か顔を合わすようになり、何となくお知り合い、顔見知りになっている御様子。
これから「平野ファン?!」が会場で御顔を合わせた際、色々話しが弾んでくれればいいなあ~と思い、写真をアップ!

写真上の方々は、先日の東日本大震災チャリティーコンサートを主催している女性合唱団レガーテさんから。合唱団のメンバーは沢山いらっしゃいますが、この時は、特にレガーテの中でも中心になる3人がお越し下さいました。
私はふだん、このレガーテにヴォイストレーナーとして行かせて頂いてます。発声を中心に、合唱の音楽作りのお手伝いをさせて頂いていてますが、皆様、歌う事、発声の研究など大変熱心に取り組んでらっしゃいます。

写真下の皆様は、神戸三ノ宮に本部を構えている童謡コーラス事務所「どみそ」の会員さん達。私が今、公開レッスンを行っているのもどみそさんです!
皆様、どみそさんで童謡を習われていて、やはり歌、音楽好きな方々です。どみそさん主催のものだけでなく、こうして外部の演奏会にもお運び頂ける事、大変嬉しく思っています。

先日ご紹介したONC、灘高校ご卒業の方々も、クラシックやオペラに大変お詳しく、皆様でお出かけ頂いてます。

今日ご紹介させて頂いた他にも、沢山応援して下さってる方々、皆様のおかげで、私は大好きな歌を歌わせて頂いています。心からの感謝を込めてありがとうございます!


また折々に応援下さる方々、ブログでご紹介させて頂きたいと思います。



 



2016年5月17日火曜日

オペラ「椿姫」5年前

先日の音大オペラ物知り講座の時に流れた映像は、2011年に河内長野のラブリーホールで出演した「椿姫」の一部でした。その映像から一部アップ致します。5年前ですが… 私だと分からないでしょうか?ご検証下さい〜(笑)

この「椿姫」演出はオペラ講座でもお話し下さった中村敬一先生です。

⚪︎1幕デュエットから
⚪︎2幕1場から
⚪︎2幕2場から

と、場面が違う部分を抜粋しました。それぞれ衣装が違います。(3幕はホームページの動画ページに載せてます!)

改めて動画を見ていると…  

2幕1場、ピンクの衣装を着てる場面、泣きながら手紙を書いている所にアルフレード君が現れ、慌てて手紙を隠し、立ち上がり舞台のセンターへ行く場面。私、センターへ出ながら、机の前で1回転しています!

でも、この回転、あまり上手く回れてませんね…(笑)  手紙を隠すために回るという動作をしないといけないのに、下手です〜(涙)  恥ずかしいですが、今後の私の成長を見て頂くという事で… 

このシーン、歌いながら
1 手紙を書く
2 呼び鈴を鳴らす
3  手紙を折って封筒にいれる
4  封筒に宛名と差し出しを書く
5  女中さんに手紙を渡す
6 女中さんの物申しを止めて行かせる
7  アルフレード君がやって来て慌てて立ち上がり、移動、回転!!
という流れ。

短いシーンですが、動作が多い場面で、沢山稽古をして頂きました。やる事の順が狂えば歌詞と合わなくなるし、音楽は流れてるから時間の制限もあり…  

急ぎすぎると、やっつけ仕事みたいに見えて「慌ただしすぎる!呼び鈴も雑に鳴らさないように!」と注意されたり、この動作の後にやってくる 回転つきの移動? 慌てすぎて机の周りをムダに何回転もしてしまい「平野さん、クルクル回りすぎだ〜!」と中村先生がおっしゃってたのはよく覚えています。(苦笑)  

そういえば、中村先生の演出、「フィガロの結婚」も「夕鶴」も回転の指定があった!(笑)  舞台での回転する位置 (←照明の加減などもあり、舞台の中の微妙な位置も大事です!) 右回りか左回りか… 細部にまでこだわって演出して下さり、不器用な私にとことんお稽古をつけて下さいました。逆回りすると必ずダメが出てました!(笑)

偶然に、意図的ではなく、ホームページでアップしてる「フィガロの結婚」の動画部分にもその回転が入ってます!

また「夕鶴」の回転場面?! ブログにもアップしたいと思います。少しは成長して、良い回転になってるはず!と自分に言い聞かせています〜









2016年5月16日月曜日

同窓会

大阪音大の門下生同窓会!安則雄馬先生門下で集まりました。

新入生歓迎会に始まり、夏の門下旅行 (なぜ毎年海水浴だったんだろう…笑) 秋の門下発表会、新年会、卒業生の追い出しコンパ…  一年を通して、いつも門下グループで行動してました。その頃、安則門下は一学年4、5人の学生で、大体20人位。学年を越えて皆仲が良かったです。

私が大学で習っていた頃、先生は歌手としては現役を退いてましたが、堺シティオペラを作られ、お忙しくされてました。

堺シティオペラは年に一度、大きな定期公演をしています。ちょうどオペラの前が夏休みで、門下生で先生のご自宅に集まり、オペラの案内状の宛名書きなど、公演準備のお手伝いをして、帰りに夕食を頂いて帰る事もありました。

稽古が始まると上下黒い服を着て裏方のお手伝いをさせて頂いたこともありました。(裏方さんは舞台の邪魔にならないよう、皆様黒い服なのです)  ソリストさんにドキドキしながら小道具を渡したり、ピアニストの譜めくりをしたり… 合唱で参加した年もありました!

この頃にオペラを作っていく様子、出来上がっていく過程を見て、オペラの魅力を知り、今につながっている気がします。


指揮者、演出家を中心にソリスト、合唱さんが加わり、裏方さんがチームワークよく本番に向けて舞台を作っていく様は本当にエネルギッシュ。ソリストの歌を真近で聞く事が出来たのは、大学生の私にとって、どれだけ刺激的で感動的で憧れだったか!!

各門下もそれぞれ個性豊かにカラーがありました。先生のタイプで門下の特徴があり、それが歌にも現れたように思います。厳しい先生の門下生は真面目で、歌も緻密、几帳面。華やかな女性の先生の門下生は服装も女らしく、歌も大人っぽく。

安則先生は… いつも大きな懐で見守って下さり、本当に大らか、朗らかな先生で、門下生の私達もかなり自由奔放に?!無邪気に、楽しく歌う事に取り組む事ができました。歌もそういう雰囲気の歌を歌っていました。

先生は今入院中ですが、奥様が同窓会にいらして、先生のご様子をお話し下さいました。来年の同窓会に先生がいらっしゃる事、皆で願いながら解散しました。

毎回、こういう同窓会や行事の手配をしてくれてるのは、私とツーショットで写ってる同級生の青木さん。こうやって門下生で繋がり、集まれる事に感謝です。皆に気を遣い、いつも完璧に采配を振るう幹事さんが自分の同期だというのも、私は勝手に誇らしく自慢に思っています!(笑)  ありがとう~!



 

2016年5月15日日曜日

大阪音楽大学 オペラ物知り講座 終了

演出家、中村敬一先生のオペラ物知り講座、終了致しました。舞台そでから私も受講!先生の講座、お話はいつも興味深く、勉強になります。

今、当たり前にイタリア語で歌っている「椿姫」や「蝶々夫人」のアリアを、あえて日本語で歌うという事にトライして、改めてオペラの歌詞、言葉の大切さを認識しました。

講座の中で、三浦環さんが日本語で歌う「蝶々夫人」のある晴れた日の、大変貴重な映像を見せて頂きました。「オペラなんて… まだまだ認知されていない時代に、日本語でプッチーニのオペラを歌っている姿、健気でありませんか。」という中村先生の問いかけが印象的でした。

今、オペラを観に行くと、字幕が出て当たり前、原語で歌って当たり前になっていますが、これもここ20年位前からだとか…恵まれた環境です!

以前、歌のレッスンを受けていた時…  「フィガロの結婚」の伯爵夫人役での公演が控えていて、その為のレッスンを受けていた時だった。先生から「最近の歌手は、オペラに出ると字幕が出て、それに依存しすぎてる!イタリア語の単語一つ一つをもっとデリケートに感じて、字幕なしで聴いてる人に分かる位、その言葉のニュアンスをキッチリ表現して歌いなさい!」と指導を受けた事を思い出した。

原語で歌う以上、そこに甘んじてはいけないし、日本語、邦訳で歌う場合でも、歌う言葉、表現する単語に魂を込める事は変わらない。「歌詞」って他の楽器にはない、歌手だけの特権です。

それにしても… お越し頂いたお客様の中から、後で質問を受けました。「講座で流した椿姫の映像は本当に平野さんですか?」と。間違いなく私の映像でした!! そんなに私、変わったのだろうか?!(笑)   またその映像、ブログにもアップしたいと思います!




 

2016年5月13日金曜日

公開レッスン③ ムゼッタのワルツ

月一回づつの公開レッスンも今回で3回目!3ヶ月…時間の経つのが早すぎる事に焦りさえ覚えてしまう今日この頃…

今回は「すみれの花咲く頃」とオペラ「ラ・ボエーム」よりムゼッタのワルツを取り上げました。お客様も3回目になると楽譜を持って来られてたり、メモを取りながらお聞き下さったりと熱心です。
「すみれの花咲く頃」は日本語で歌ってくれたので、歌う際の日本語の発語のコツをお話ししました。
「ムゼッタのワルツ」はイタリア語!

 母音の流し方、流す際の息のかぶせ方、また背筋を意識しての発声等々…  これら全部、私にとっても永遠の課題です。

この公開レッスンに1回目から続けて来られている、あるお客様からお花と一緒にお手紙を頂きました。その中の一文に「会得なさった貴重な財産を惜しみなくお教え下さる姿に頭が下がります。」と。

普段から多くの方々にレッスンをさせて頂く際、こういう事を意識することなくレッスンをしてきました。私が指導してる内容を「財産」とおっしゃって下さること、指導する姿勢も認めて下さりお手紙まで頂けたこと。何とも言えない嬉しさというか、じわっと込み上げるものがありました。今まで、今も私は沢山の先生方から貴重な時間を頂き、惜しみないレッスンを受けてきました。少しづつですが、人に教えるという役目を果たし、私の先生方にもお返しが出来るようになってきたのかも…

この公開レッスン、当初3回限定での開催でしたが、来月、特別にテノールをゲストに迎えて行なう事になりました。先月東京でご一緒した小笠原さんがピンカートン役を引き受けてくれました!「蝶々夫人」の一幕デュエットとある晴れた日にを取り上げます。どちらも大好きな曲、丁寧にレッスンしたいです。

帰宅して、頂いた花を飾ろうと紙袋から出した瞬間に… ノンタンが入っておりました。猫って本当に袋とか箱の中に入るのが好きなんですよね~(笑)




 

2016年5月11日水曜日

「ONC」大阪灘クラブ

大阪灘クラブを略して「ONC」。名門、灘高校の、ある期の同窓生のグループです。卒業生もそれぞれ、関東と関西に分かれていて、その関西組で集まっていらっしゃるのがONCの方々。「平野雅世後援会」になりますよ!とおっしゃって、私が出演するオペラやコンサートにお越し下さり、東京までお運び下さる方もおられ、本当に嬉しく感謝で一杯です。

東日本大震災チャリティーコンサートにもいらして下さりました。福島の学生さん達に何かしたい!とおっしゃられ、事前に学生さんの人数をお聞き下さり、差し入れまで頂戴致しました。灘高校出身という事で、お住まいも神戸方面の方々が中心です。阪神大震災で家が全壊した方もいらっしゃり、人ごとではないとのお気持ちで応援して下さいました。

コンサート終了後、会食に合流! 演奏会直後にダイレクトに色んな感想が聞けましたし、皆様の音楽との関わりなどもゆっくりお話しさせて頂き良かったです。お嬢様がコーラスをされていたり、奥様が音大の声楽科の出身だったり…  


ちょうどその中のお一人がお誕生日で、皆でお祝いもできました!「🎶 松浦さん、Happy birthday to you 🎶」私の歌声で読んで?歌って下さいね〜(笑)

話しが弾み、健康の事、朝食に何を食べたらいいか?という話題に。皆様、それぞれのかかりつけ医の言うことに従い、本当にお元気なんだと思います。
各お医者様が言ってることが違って、「私の先生は…こう言ってる」「私の先生は…」「私の先生は~」と口々に「私の先生は~」合戦、面白かった~  なんて言ったら人生の大先輩方に怒られてしまいますね。 明日の朝食、何食べようかな??(笑)



 

2016年5月8日日曜日

東日本大震災チャリティーコンサート終了

福島の学生さんを招いての東日本大震災チャリティーコンサート、熱気に包まれた会場の中で私も歌わせて頂き、また私の歌の原点である沢山の合唱団の歌を聴けて、今年も参加できて本当に良かったです。心からのエールの気持ちを込めて精一杯歌わせて頂きました。

制服を着た福島の中学生の合唱を聞いていると、自分の中学時代、合唱部で歌っていた頃、今の私の歌の原点を思い出さずにはいられないし、本当に「清らか」という言葉がぴったりな彼女達の歌声が心に響きます。

自分が年齢を重ねて歌っていると、この「清らか」という言葉から離れていってないか?とふと思ったほど…  
人間そのものが楽器の「歌うこと」は、「その人」「人間」がダイレクトに声、歌に出るなあとつくづく思う。

福島の中学生達、きっと震災を経験して、自分達を応援してくれてる沢山の人の思いをしっかり受け止めてステージに立ち、歌ってくれた事と思います。後に懇親会で彼女達のお話も聞け、それを強く感じました。

毎年、このチャリティーコンサートを企画・運営されてる女性合唱団「レガーテ」さんにも頭が下がります。今回、収益の一部を熊本地震の被災地にも送られるそうです。御来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。




 

2016年5月6日金曜日

歌に生き、猫に生き

オペラ「トスカ」の有名なアリアは「歌に生き、愛に生き」ですが…    

愛猫ノンタン、10才の男の子です。10年前に捨てられてた赤ちゃん猫が、今や我が物顔で我が家を闊歩しています! 新幹線にも乗り、東京にもよくお出かけしてるアーバン・キャット?!ネコ可愛がりしています〜

ホームページを作り、ブログを書くとなった時、書く事の中心は、もっと猫の事になるだろうと予測してました。予想に反して、これまでの投稿のほとんどが歌、音楽関係の事で自分でも驚いてます。それぐらい音楽に生かされてることを改めて実感。「歌に生き、ノンタンに生き」でしょうか〜(笑)

ブログの投稿も20に!目標は「投稿を5日以上空けない!」今のとこ何とかクリアーしています。今後とも歌の事、猫の事…良い記事を書くよう努めます!




2016年5月3日火曜日

オペラの舞台写真、DVD

5/10の「オペラ物知り講座」で歌うオペラ作品の舞台写真等を提出して下さいと連絡を頂きました。写真を探したり、整理しながら提出するものをピックアップ。懐かしい写真も出てきました!写真は「椿姫」二幕の舞台写真。

一本のオペラが終わり、しばらくすると大抵のプロダクションから本番のDVDや写真を頂きます。
写真は楽しんで見れるのですが… 音声入りのDVD・動画を見るのは緊張が走る。しかも本番から少し時間が空いてから、その時の熱?も冷めた頃に、自分の歌を聞き、姿を見るのはなかなか勇気がいるのです。微妙な気持ちで鑑賞しながら、いちいち反省したり、これは仕方なかったなあ…と言い訳したり、ここは頑張ったよなぁ~と自分を誉めてあげたり…(笑)
ホームページやこのブログに動画をアップするのも、私にはかなりハードルの高い事で… 動画アップのスイッチを押す瞬間、開き直りにも近い気持ちで「えい!ヤァ一!」と心の中で叫んでます~  
その点、写真は心穏やかに眺める事が出来ます。自分の音声入りの動画を余裕で楽しめる位、器の大きな歌手にならなくては…と思います。(苦笑)

それにしてもプロのカメラマンに撮って頂いた写真やDVDは財産になりますね。自分では決して観る事の出来ない舞台を見る事ができます。ホームページも動画や写真を沢山載せて作る事が出来ました。カメラマンさん、いつも本当にありがとうございます!