2018年5月23日水曜日

大阪音大 オペラ講座「西部の娘」編

東京公演、西部のキャストさん方の紹介にいく前に…  

来週に迫りました 5/29火 18:40〜大阪音大のミレニアムホールでの「オペラ物知り講座」の事を!
プッチーニの西部劇「西部の娘」というタイトルで、オペラ「西部の娘」より抜粋で歌わせて頂きます。

演出家、中村敬一先生の分かりやすいオペラにまつわるお話と一緒に生演奏をお届け致します。大阪公演でご一緒した テノールの松本さん、バリトンの松澤さんさん、ピアノの掛川さんと再びの共演です。このタイミングで、また「西部の娘」を歌わせて頂けることが、とても嬉しいです。

1幕、2幕でソプラノのミニーが歌う部分は、ほぼ全て歌わせて頂きます。なかなかの量です〜笑
大阪で「西部の娘」をご覧頂いた方にも、そうでない方にもお楽しみ頂けます。

チケットは 1300円です。ご連絡頂けましたらお手配致します。東京公演を通して成長したミニーの応援に、ぜひお運び下さい!

※大阪公演の写真です

 

2018年5月21日月曜日

舞台監督、舞台監督助手、照明さん

写真の男性が、今回の「西部の娘」、大阪、東京と両公演の舞台監督をお引き受け下さった青木さんです。当初、経費の問題もあり、東京公演は東京の方で舞台監督を立てようという計画でした。

ただ、大阪公演の本番が近づいてきた頃、作品に実際に取り組んだからこそ分かる、作品のややこしさ、また上演機会の少ないオペラで、舞台監督を誰にでも気安くお願いできる状況ではないという話しになりました。大阪公演で作品を熟知している青木さんを呼ぶのが最良の方法ということになり、大阪からお呼びしました。
オペラ作りの情熱が強く、舞台監督の仕事以上のことを気配りながらして下さり、東京の出演者、スタッフの皆が青木さんに頼り切りでした。今回の関係者全てが、青木さんを大阪から呼んで良かったと言って下さいました。

青木さんの隣の小柄な女性が、照明の鈴木さん。演出家の中村先生からご紹介頂き、東京公演の打ち合わせで初めてご挨拶させて頂きました。気さくな方で、稽古を何度も見学下さり、オペレーターの手配をして下さり、照明プランを立てて下さいました。本番前日のゲネプロ(最終リハーサル)の後も夜遅くまでホールに残り、最終調整をして下さってたと聞いています。

そして、向かって右側の写真の女性が舞台監督助手兼衣装係として、大阪からきて下さった佐々木彩乃さん。舞台のそでで、色々な細かな仕事をしながらも着替えるタイミングを見計らい、衣装を着せてくれ、最後の微調整、縫いつけなども毎回してくれていました。
そでで、ピストルを鳴らしてくれたり、歌いっぱなしの歌手達がそでに入った瞬間に、絶妙なタイミングで給水を差し出してくれたり…  他にも沢山、書ききれまへん。

3人とも、今回の「西部の娘」の素晴らしいスタッフさん方です。他に一緒に写真を撮れなかった。ヘアさん、メイクさん、衣装さん、照明オペレーター、ビデオ撮影の方、カメラマン、受付スタッフの方々… まだまだいらっしゃいます。

お客様の目には見えない沢山のスタッフの方々が関わって下さってます。生きた舞台を作るとなると、デジタル化できない、どこまでもアナログでしかできない、贅沢でこだわりを持って取り組まないといけない部分です。


2018年5月17日木曜日

音楽監督・服部容子先生と演出家・中村敬一先生

オペラを創っていくのに、とても重要になるのが、指揮者、演出家ですが、今回の「西部の娘」の指揮者に当たるのが、音楽監督、ピアノの服部容子先生、そして演出家は中村敬一先生でした。

写真、私の横にいらっしゃる女性が、服部容子先生です。プッチーニを上演するにあたり、指揮者ナシでの上演は、かなりの挑戦です。「指揮者なしで、プッチーニ?!大丈夫なの?」と音楽関係者からは度々言われることがありました。本当に大変な事なのですが、服部先生のなせる凄技で、たったお一人で、ピアノ一台でオーケストラを奏で、指揮者の役割まで担って下さいました。
終始、歌手の歌、ブレス、歌詞を聞き、時には演技の間にも対応下さり、プッチーニの音楽を奏で音楽をまとめて下さいました。

私の横の男性が演出家の中村敬一先生。作品の台本、音符を舞台の上で立体的に起こして下さり、今回は、オペラを映画上演に見立てた粋な演出をして下さいました。字幕制作もして下さり、お客様からは、分かりやすい訳詩だったと好評でした。

お二人とも、私がオペラの舞台に立つにあたり、沢山の事をご指導してきて下さった先生方です。信頼する先生方と一緒に、プッチーニの作品に臨みました。

公演終了後の打ち上げの席で、服部先生がおっしゃっられた言葉が印象的でした。「今日の本番を一番喜んでいる人は、プッチーニさんです!」と。


2018年5月14日月曜日

「西部の娘」東京公演終了

オペラ「西部の娘」東京公演、おかげをもちまして無事終了する事が出来ました。

ご来場頂きました皆様のおかげで、満席の会場の中、西部の娘・ミニーとして舞台に立たせて頂きました。本当にありがとうございました。

また、関東でご活躍の歌手の方々と共演させて頂き、支えて頂いたこと、そしてスタッフの皆様の素晴らしいサポートに感謝しかありません。

プッチーニの作品を全制覇する!という意気込み?勢い?だけで突っ走てきましたが、沢山の方々のお導き、応援、サポートの中で、私は歌手として、演者として、西部の娘ミニーとして舞台に立たせて頂く事ができました。

また、共演者、スタッフの方々の事も、順にブログの中でアップしていきたいと思います。

大阪公演の準備から、東京公演まで、本当に長い長い道のり、西部の娘・ミニーと一緒の旅でした。

大阪公演、東京公演、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

また次に、皆様に歌声を聞いて頂ける際、パフォーマンスを観て頂ける際、成長した自分を見て頂けるよう精進して参ります。これからもどうぞよろしくお願い致します。

本当にありがとうございました。

 

2018年5月7日月曜日

死んだ男の残したものは

先日のチャリティーコンサートで、私は「死んだ男の残したものは」とオペラ「蝶々夫人」からある晴れた日にの2曲を歌いました。

谷川俊太郎さんの詩に、武満徹さん作曲の「死んだ男の残したものは」は長い間、歌ってみたいと思っていましたが、なかなか機会が無く、今回、初めて歌わせて頂きました。

声楽家のリサイタルや、合唱団や、色んなタイプの歌手に歌われていて、良く聴く曲ですが、聴く度に、詩とメロディーが胸に突き刺さる印象的な反戦歌です。

歌詞が1番から6番まであり、

1 死んだ男の残したものは
2 死んだ女の残したものは
3 死んだ子供の残したものは
4 死んだ兵士の残したものは
5 死んだ彼らの残したものは 
6 死んだ歴史の残したものは

それぞれこんな歌詩から始まり、6回同じメロディーを歌うのですが、それぞれ音量や歌うスピードと構成を考え、それに合わせて伴奏(ピアノ)の形も考えて頂きました。今回伴奏をお願いしたピアニストの藤里さんと何度も打ち合わせて取り組みました。

反響も大きく、改めて、歌詞、曲の凄さを感じ、日本語で歌詞をダイレクトに伝えることが出来ることの大切さも実感しました。また機会があれば歌わせて頂きたいと思います。


2018年5月5日土曜日

東日本大震災・福島第一原発事故チャリティーコンサート

連日、東京で、オペラ「西部の娘」の稽古に明け暮れていますが、ゴールデンウィークの前半は、私はお稽古をお休みさせて頂き、大阪でチャリティーコンサートに出演させて頂きました。
東日本大震災、福島第一原発事故支援のチャリティーコンサートです。

毎回出演させて頂いてますが、回を増す毎に周りにも認識され、人気も呼び、チケットは早々にソールドアウトの状態でした。

今年も、福島県の中学生、合唱部の方々を大阪にお招きし、コンサートで歌って頂きました。
長旅の疲れを全く感じさせない、本当に綺麗なハーモニー、透明感のある歌声をホールいっぱいに響かせて下さいました。

私の歌の原点が、彼女達と同じ中学生の時の合唱部なので、毎回、私も色んなことを思いながら彼女達の歌を聴き、そして歌わせて頂いています。

当日は、いつも応援頂いてる灘高校OBの方々がいらして下さり、前回同様、福島の学生さん達へと、沢山の阿闍梨餅を頂きました。福島への帰路、彼女達の旅のお伴になったと思います。大変喜んで頂きました。こんな形でも応援頂けるファンの方々のお心遣い、本当に感謝しています。

御来場下さいました皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。