2017年3月31日金曜日

癒しの猫グッズ

怒涛の本番ラッシュ、3月が終了いたしました。諸々ひと段落です。花粉の季節に、この本番を入れるのは、不安に思いつつも歌いたいという気持ちが勝ち、お引き受けしてました。朝起きて、喉の確認をして、「今日も声がでる!」とホッとする毎日でした。日々、色々気を遣いながら生活してましたが、喉にダメージがなく過ごせて本当に良かった!

本番ごとに、応援下さるお客様からお花や差し入れなど、沢山のお気遣いを頂きました。本当にありがとうございます。その中でも、猫好きの私に猫グッズも沢山頂いた。ブログを読んで下さり、「ノンタンにどうぞ!」と、ノンタンへのプレゼントまで頂いて。。。何と幸せものの猫なんでしょう〜。

3月の余韻に浸りながらも、また次の本番や準備にかかりたいと思います。猫の手借りたいです!(笑)

2017年3月30日木曜日

千秋楽のお客様

「マノン・レスコー」、千秋楽ということで、沢山のお客様にお越し頂きました。

この日は、東京で大変お世話になっている酒井さん、まりさん、まさやんさん、ふみさん御一行がいらして下さいました。大変なオペラ愛好家の皆様で、アリアやデュエット後、各幕の後の「ブラヴォー」「ブラヴァー」のかけ声が素晴らしい!!

出演者が楽屋で、「今日のお客さん達のかけ声凄いね~、ありがたいね~」「のせられて、やりやすいね~」と話していました。お客様の反応がいいと、歌い手も嬉しく、いいパフォーマンスが出来るのです。

ピンクのトレーナーを着たまさやんさん。マノンの兄、レスコーの飯田さんから衣装?小道具?の帽子とサングラスを取り上げ、身につけて写真を撮ってるのは、何ともおかしかったです!レスコーの役作りが最高に良かったと興奮して話されながら、御自身もレスコーの真似をされていました。面白かった〜

また、この本番の合間にあった、紀尾井ホールでの「ドン・カルロ」のプロデューサー、青木さんもいらして下さいました。「ドン・カルロ」のエリザベッタとは全然違う、正反対のマノンが観れて良かった!」とおっしゃってくださり、嬉しかったです。

今振り返ると、正反対だからやりやすかったのかもしれません。自分でもハッキリ違うことを認識しながら、役作り、歌えたことが良かったのかもしれないと思います。こんな二役を同時にさせて頂けたなんて!!

沢山のお客様がいらして下さり、賑やかな千秋楽になりました。本当にありがとうございました。


 

2017年3月29日水曜日

演出家と共演者

今回の「マノン・レスコー」の演出は、写真左上の三浦安浩先生。皆、アンコーさん、アンコー先生と呼んでいます。私は今回初めてご一緒させて頂きましたが、いつも大らかに見守って下さりました。

写真左下は大蔵大臣、ジェロンテ役の松山さん。今回はジェロンテ自身がお化粧をする場面があり、その場面はお客様を釘付けにされていました!(笑)

右上はエドモンド役の笹岡さん。スマートに爽やかに、デグリューの親友役を歌い、演じてらっしゃいました。

右下は最年少の小幡君。給仕や、水夫、警官と沢山の役をこなしてくれました。きっと、これから沢山の舞台で活躍する
若手のホープ!

皆様、今回が初共演でしたが、3回も一緒に本番を踏ませて頂き、何が起こるか分からない!?本番を一緒に切り抜けるると、かなりの連帯意識が生まれました。マノンはとてもとてもお世話になりました。本当にありがとうございました!

2017年3月28日火曜日

デグリューとレスコーとマノン

「マノン・レスコー」の共演者、特に絡みの多かったプリモのお二人。

写真左はデグリュー役の上本さん。この作品でのプリモ・テノールですが、オペラ「デグリュー」と言っていい程、出番が多く、音もかなり高音が続く大変な役です。そんな大変さは全く感じさせない力強い歌唱でした。マノンがどんな女だろうと、取り憑かれたようにマノンを愛し続ける役をパワフルに、男らしく歌って下さいました。そして最後にマノンが生死の境をさまよいだしたら、涙しながらの大熱演、大熱唱、本当に素晴らしかったです。

写真右はマノンの兄、レスコー役の飯田さん。マノンのヒモであり、マノンを食い物に生きてるレスコーですが、やっぱり同じ穴のムジナ? マノンもそんなお兄さんから離れられないという兄妹。バリトンの太く、迫力ある声で、その何とも狡猾な感じ、悪い感じをとても上手く演じ、歌われてた。私も乗せられ、悪い兄妹!?を楽しみながら一緒に舞台に立つことが出来ました。

お二人ともお稽古の時から、一歩舞台にあがると、その人物に完全に成り切っていて、私もお稽古から真剣勝負、沢山の刺激を頂き、充実した時間を頂きました。

逆に、お稽古以外の時間は本当に楽しい、面白い方々で、休憩ではいつも笑ってばかり、笑いすぎて涙が止まらないなんてこともよくありました。現場をいつも明るくしてくれたおかげで、チームワーク良い「マノン・レスコー」になりました!


2017年3月26日日曜日

「マノン・レスコー」終演

3回もの本番を踏ませて頂いた「マノン・レスコー」、3回目、千秋楽終演致しました。

プッチーニの出世作だけあって、その若さ溢れるエネルギッシュなプッチーニの音楽を、素敵な共演者の皆様とご一緒できました。スタッフ、関係者、共演者の皆様に感謝致します。

そして、ご来場下さったお客様からの暖かい拍手、「ブラボー」、「ブラヴァー」、本当に嬉しかったです。色々悩んで取り組んだ役作り、しんどかったお稽古も、全て報われました。本番の舞台に立たせて頂けましたこと、心から感謝致します。本当にありがとうございました。

また、ゆっくり写真などアップしてまいります!



 

2017年3月24日金曜日

いよいよ千秋楽!

明日、3/25「マノン・レスコー」最終公演です。「マノン・レスコー」の公演の最後だけでなく、この千葉の"風の丘ホール"自体が休止される。再開を願い、あえて休止という言葉を使います!

最終日、お客様、出演者皆で写真撮影をして、主催者から御礼をされる。下の写真は、主催者がリハーサルを撮って下さったものです。こんなマノンです!どうぞ一緒に写真を撮って下さい!

"風の丘ホール"の主催者、大澤美香さん。17年間の御苦労は、相当なものだったと思います。その節目である公演に、私を起用して下さったことに感謝です。

大澤さんが綴られている"風の丘ホール"のブログに私の事を書いて下さいました。自分の事を、こんなに良く書いて下さってるものを、こちらに転載するのは、かなり気恥ずかしいですが…
それ以上に、私へのエールを嬉しく思いますし、ここに載せる事で、自分への励み、こういう方々の応援に応えれるよう、また頑張ろう!と自分への鼓舞のために載せました。

ラスト4席で完売とのこと。満員御礼間近です。


【風の丘ホール ブログ】主催者大澤美香さんが綴られてます。下記がその記事です。
『開幕して、初日12日から3週間、と言う、長丁場の本番となった珍しい本公演「マノン・レスコー」です。幕開けご覧いただいたお客様から風の丘の公演の中で、一番よかった!!と、言う声も頂くほど高い評価をいただきました。25日が楽日となります。あと4席、自由席ございます!

駅からの通り道グリーンベルト(桜並木)は、昨日はまだ、つぼみの状態でしたが、東京の開花は進んでいるようです。明日、少しでも開いてくれたらいいなぁと願っています。

最後に、今回出演していただきましたプリマ平野雅世さんについて少し書かせていただきます。

風の丘は、必ず、高い演奏技術と演技力の歌手の皆様が勢ぞろいすることで高い水準での公演であることは、皆様のご評価を頂いた通りでございます。

その風の丘が、関西から2015年に東京へ移籍をなさった関西でのトップクラスのソリストをこの「マノン」で、お呼びしました。

このマノンは、非常に大変な役です。お話をご存知の方はお分かりと思いますが、清純な少女の顔から、お金や贅沢三昧に溺れる妾の顔、そして、愛によって身の破滅を招き、娼婦へ。最後は恋人デ・グリューからの愛のみ残り、他すべてを失い、最後は自分の命も失う。こんな女の人生を1枚1枚の走馬灯のように、プッチーニはパッパッ流れていくドラマとして作りました。

平野さんへの無茶ぶりのような形で、この企画が産まれました。

勿論、そのマノンと言う作品を愛して参加を望んでくださった演出家、音楽監督ピアニスト、また、どんなほかの役よりも大変な歌いっぱなし、ハイC出っ放しのテノール(デ・グリュー)を引き受けられる、引き受けてくださった歌手の存在がとても大きいものではあります。

平野さんは、関東で名を知っていただくことから始まる人生のリセットをこの年でなさった、大きな決断をもって東京へ来られたのだと思います。関西ではもう安泰の地盤を築かれていてのことです。後援会も関西にあり、多くの生徒さんからの支えもあり、そこからの東京進出です。

関西のオペラ界の状況は、よく耳にしてきました。東京よりもはるかに大変な事態になっているようで、オペラ界の方々のご苦労は大変なもののようです。

そんなことを聞き及んでいた中での平野さんのこの決断は、私の単なる推測ではございますが、かなりの勇気と、決断、はもちろん、そこで終わってはいけない、と言う、多くの思いを感じずにはいられませんでした。

彼女の生き方を応援したかった、と言う、上から目線ではないのではないのですが、この17年で、風の丘に出演すると他の団体が必ずチェックをしてくれていると感じています。マノンレスコーを風の丘で演じた平野雅世さん!と、世間が一目を置いてくれたらと願ってお願いをしました。

そして、蓋を開けてみましたら、また、これが素晴らしい!演奏の技術は、彼女の細やかな性格が活かされ、レベルがとても高いです。そして、何よりの魅力は、その殺気さえ感じるその演技力。全力で出し切る、その演技の気迫は、私が経験してきたソリストの中ででもトップクラスのオペラ歌手と同等以上のエネルギーを感じます!

彼女は、関西弁でお話をされます。そして、話術もテンポよく、突っ込みもするどくとても楽しい方です。雑談をいつも楽しませていただいているのですが、お客様をとても大切にされていることに驚きます。でもこれは、たぶん、このお人柄として人が好き、で、沢山の方と知り合いたい、いろんな方とのおしゃべりを楽しみにされている方なのだと感じました。

関東で演奏活動を始められてまだ2年経っていないと思いますが、すでに当方公演「マノン・レスコー」での集客力や凄いものです。千葉くんだりまでここまで沢山のお客様を引っ張ってきてくださった方は、過去にいらっしゃらないほどです。

いろいろな意味で、とても私は平野さんから学びました。芸事以外の部分でも、強い信念を持って仕事をする方です。


さあ、明日、最後の公演です。
こんな素晴らしい出会いを沢山授けてくれた風の丘のオペラ公演でした。この休止は、一過程です。

この後、まだまだ、やることが山積みで、公演終了後、即次の打ち合わせの準備です。

また新しい形で地域社会、オペラ業界、ほかほか、沢山をまきこみ、大きな視野で社会を輝くものにし、その目的は子ども達へ明るい未来を夢を持ってもらえる世の中へ。

明日は、楽しみましょう!!
25日明日の公演、まだ4席、自由席のみ、ありますよ==!

明日、最後に、出演者と一緒に「舞台で記念写真撮影」を行いますよ!!
写真を撮りに来るだけの風の丘ファンのお客様も大歓迎!!どうぞ終演時間17時過ぎにいらして下さい!!    大澤美香著』

2017年3月23日木曜日

マストなお肉

明後日は「マノン・レスコー」の千秋楽。本番2日前ということで、やはりお肉を頂かなくてはいけません?!
今日は豚と牛!

 

2017年3月22日水曜日

「マノン・レスコー」DVD

久々に、「マノン・レスコー」のDVDを改めて見ました。「マノン・レスコー」の映像も色んな歌手、色んな劇場のものが沢山あります。2年前にこの役を初役でする際に、沢山の映像を見ましたが、その中で、私のベスト版となっているのが、マノン役がキリテ・カナワ、デグリュー役がドミンゴのロイヤルオペラのものです。演出は本当にオーソドックス、王道です。そしてキリテ・カナワの4幕、歌はもちろんすごいのですが、それ以上に、目付き、演技は見入るものがあり、このDVDは何度も何度も見ました。何度見ても飽きません!

今回、改めて見たのは、今をときめくオポライズがマノン役を、そして私が大好きな、テノールのカウフマンがデグリュー役をしている、こちらもロイヤルオペラのものでした!こちらは、時代、舞台の設定も現代に代えていて、衣装や舞台セットもかなりモダンです。2年前に見た時、カウフマンが好きな私でも、オペラとして観ていて、あまりいいと思わなかった記憶があり、一回観て、そのままだったような気がします。

今、歌わせて頂いてる「マノン・レスコー」、劇場が小さいので、演出家、三浦先生も色々と工夫下さっています。設定を変えている部分もあり、衣装もモダンです。そんな事もあり、このカウフマンの「マノン・レスコー」を改めて見てみようと思い見ましたが、前に見た時の印象とは違い、とても楽しめました。作品を見る視点や解釈も、前より広がったのかな。。。なんて思いながら、やっぱりカッコいいカウフマンに見惚れてしまいました!(笑)

 

2017年3月21日火曜日

「マノン・レスコー」本番終了

「マノン・レスコー」、全3回公演中の2回目が無事終了致しました。
「ドン・カルロ」の本番から、中1日空いての公演でしたので、声が持つか、とても心配でした。特にこの時期、私にとって魔の花粉の季節ですから…

そういうこともあり、今日の本番、出番直前まで、とても緊張していました。いつもの緊張とは少し違う感じの緊張です。

ただ、始まって舞台に出ると、コンサートなどとは違い、動きがあって、その人物になりきる、今回は各幕のマノンになり、演ずるという事に集中すると、徐々に声が持つか?などという変な不安や緊張もなくなり、お客様の前でパフォーマンスをする、いい意味での緊張感に変わっていきました。こういう時、共演者に大変助けられます。たった一人だと、なかなかそういう境地に行きにくいですが。。。 オペラ、共演者に感謝!無事に終えることができました。

この日は、作曲家の三枝成彰先生が観にいらして下さいました。終演後、お声もかけて頂き、光栄でした。鑑賞下さり感謝です。

また、昨夏「カプレーテイとモンテッキ」(ロミオとジュリエット)をした時のオペラ団体、ミャゴラトーリの制作の皆様が応援に来てくれたり、1日目の公演を観て、もう一度観たいからとお運び下さったオペラフアンの垣見さんもいらして下さいました。また、2年前に「ジャンニ・スキッキ」をした際のオーケストラの方、大阪からは、私がヴォイトレをしているコーラスの団員さんにもお運び頂き、終演後、皆様にお会い出来、千秋楽へのパワーも頂きました。25日、いよいよ「マノン・レスコー」最終日、風の丘ホール、最後の公演、頑張ります!
本当にありがとうございました!

 

2017年3月20日月曜日

オペラとスペイン旅行

「ドン・カルロ」、沢山のお客様にご来場頂きました。その中で、昨年のスペイン旅行のツアーで知り合った、松浪夫妻、小野塚夫妻が、群馬と埼玉からいらして下さいました。

スペインを舞台にしたオペラ「ドン・カルロ」に、スペインを一緒に巡った方々にいらして頂き、何だか凄いご縁を感じます。

旅行中は、私も動きやすい服装、カジュアルな格好でしたので、ドレスを着て歌ってる姿をご覧頂き、かなりギャップを感じたご様子でした。笑

一か月前の公演、「カルメン」にも、スペイン旅行でご一緒して知り合った佐野さんが、長野県からいらして下さいました。「カルメン」も舞台はスペインです!

他にも関東の方々が沢山いらして下さり、少しづつ、こちらでもお知り合いになる方がお運び下さり、嬉しく思います。

皆様、ご多忙中、また遠方からいらして下さり、本当にありがとうございました。



 

2017年3月19日日曜日

打ち上げ

「ドン・カルロ」本番終了後に、カルロ役の井上先生おすすめ、スペイン料理のお店で打ち上げでした。

お稽古から、その作品、音楽に一緒に向き合って、一緒に舞台に立つ同志での打ち上げは、本当に楽しい。「このシーン、今日上手くいったね~」「あそこでの小道具の扱い、ヒヤヒヤしたね~」などなど、話題がつきません。

そして、やはり本番!アドレナリンもしっかり出て、皆様テンションも上がってますので、食べて、飲んで、あれやこれやと話しが盛り上がります。

また、本番が終わり、仲間意識も出来、プライベートな事も色々お話したり、それぞれの歌手の皆様の歌、音楽への向き合い方、考え方もゆっくり話しが出来て面白い! 

打ち上げでの写真を頂きました。
写真、左上は一人だけ明後日向いてる、私の愛しのカルロ役の井上先生、そして日本を代表するメゾ・ソプラノの清水さん、その横は、私の旦那様、フィリッポ役の久保田さん。

右上は、このオペラの一番低声部、宗教裁判長役で重厚なお声を轟かせた小田川さん!小田川さんと久保田さんの低声部デュエット、迫力でした。

左下は、私の尊敬する容子先生と、そのご主人様。ご夫妻に大変お世話になっています。なんと、ピアニスト容子先生の自撮りです!

右下は、カルロの親友、ロドリーゴ役の与那城さん。二期会のスター・バリトンです。

こんな素晴らしい方々と共演出来て、本当に光栄で、また勉強になりました。
皆でしっかり打ち上がり、楽しかった!


2017年3月18日土曜日

「ドン・カルロ」終演

紀尾井ホールでの「ドン・カルロ」、終演致しました。チケットは1ヶ月前に完売。満席の会場で、素晴らしい歌い手の皆様とご一緒させて頂き、心から感謝致します。紀尾井ホール・デビュー!?出来ました。

お稽古から、共演の歌手の皆様の歌声を聴くことが毎回楽しみでした。歌われてるのを聴き入りながら、「この部分、そういう風に表現するんだ…」「ここはこんな歌い回しをするのか~」と私も真似したい!そんな風に歌いたい!と沢山刺激を頂きました。

そして、それ以上にそれぞれのお人柄が素晴らしくて、ユーモアがあって、お稽古の合間の雑談?ちょっとしたやり取りも笑いが絶えない現場で、お稽古に通うのがとても楽しかったです。

そして、大好きな容子先生がピアノ一台で奏でるオーケストラで歌わせて頂けた事も、本当に幸せでした。先生とご一緒させて頂く本番は、やっぱり嬉しい!!

ご来場下さった皆様、共演者、スタッフの皆様に心からの感謝を込めて、ありがとうございました!


 

2017年3月17日金曜日

「カルメン」の放送

今日、2月に出演した藤原歌劇団の「カルメン」がFMで放送された。のですが…  私はこの事をすっかり忘れていました。

友人から「聞いたよ~」のメールを頂き、気付いたのでした。自分の声も聴きたかったですし、オペラ全体もどんな感じだったか聴きたかった…

きっと誰かから録音を頂けるだろうと思いますが。

この公演から、まだ1ヶ月程しか経っていないのに、遥か昔の事に感じてしまいます…

明日も「カルメン」と同じスペインが舞台の「ドン・カルロ」、歌わせて頂けることに感謝して、エリザベッタとして舞台に立ちたいと思います!


 

2017年3月16日木曜日

本番前のお肉!

本番の前日ではなく、本番の2日前に肉をたべるといい!と聞き、明後日の「ドン・カルロ」に備え、牛肉を頂く。その「ドン・カルロ」本番の2日後に「マノン・レスコー」の本番なので、「ドン・カルロ」本番日にもお肉を食べなければならない!(笑)  この際、毎日お肉を食べてればいいのかも…

この数日は、どうしても、この連続本番のため、色々気を遣って過ごしています。ただ、あまり神経質になり過ぎても逆効果なので、ほどほどに気をつけて、過ごしたいと思っています。

関東は、特にこの数日、花粉がピークらしく…  外でも家でもマスクをしています。お稽古に行くと、たいていの歌い手さんがマスク姿で稽古場にいらしてます。花粉だけでなく、風邪予防も兼ねてるのだと思いますが…

早くマスクを外して外を歩きたいものです。

2017年3月15日水曜日

「ドン・カルロ」通し稽古

今まで、各幕ごとや、出席してるキャストで出来る場面ごとのお稽古でしたが、今日は最初から最後まで、カーテンコールまで全て通してのお稽古。こうして通して聞いていると、改めて思うのは、「ドン・カルロ」という作品、男性の重厚な重唱が多く、まさに声の競演です。

オペラと言えば、どうしてもソプラノに重点が置かれて作られてる作品が多いですが、「ドン・カルロ」は、メゾ・ソプラノのエボリ公女も聞きどころたっぷりな華やかな役。ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン、バスと各声部それぞれにいい役処、素敵なアリアがあり、今日も自分が歌ってる以外の場面では、お客様気分。。。聴き入ってしまいます。皆様、本当に素晴らしいです。

全体の流れもつかめ、いいペース配分で本番を迎える事が出来そうです。ただ、ずっと「マノン・レスコー」、プッチーニを歌ってたせいもあり、息が少し重たくなっている。。。稽古場に師匠、服部先生がいるのも心強く、その場で色々御指導頂けて本当にありがたい。ヴェルディの様式、歌になるよう、シフト・チエンジ、息の流れ、スピードなど、少し切り替えていきたいと思います。そんな課題も見えた今日のお稽古でした。



 

2017年3月14日火曜日

マスクとサングラス

連日、「ドン・カルロ」のお稽古に出掛けていますが、この季節、何より用心しなければいけないのが、恐ろしい花粉と黄砂、そしてPMです。

何年か前に2月のコンサート、また別の年の3月のオペラで、花粉と黄砂に喉と気管がやられてしまい、本番前一週間前頃から、連日ステロイドを点滴、本番当日も点滴をして、病院から会場に行ったことがある。


喉や気管といった身体的なしんどさはもちろんですが、何より気持ちが焦り、本番までに間に合うか…  本番、声が無くなったらどうしよう…という思いが頭の中をめぐり、本当にしんどかった。

周りの歌手の方でも、花粉症の方が結構います。この季節、沖縄に避難したり、本番を引き受けないという方もいらっしゃる位、深刻です。

ここ数年、私も声が出なくなるという事はなくなりましたが、かなり気をつけています。今年は特に3月に、オペラの本番が続くので、かなり気をつけています。

なので、今、外に出る時は、この格好。マスクとサングラスで、かなり怪しいですが…  予防です。サングラスをかけていると、目の疲れ方、涙が出るのがマシです。花粉情報で、花粉がたくさん飛んでる日は、マスクを二枚重ねしています。

皆様も、花粉や黄砂、くれぐれもお気をつけ下さい!

 

2017年3月13日月曜日

アルベルト・ゼッダ先生

ロッシーニの巨匠、アルベルト・ゼッダ先生が亡くなられて、もう一週間以上経ちました。

2年前、私が藤原歌劇団に入団して、初めての出演がロッシーニの「ランスの旅」でした。この公演の指揮をされたのがゼッダ先生でした。

「ランスの旅」の出演のお話しを頂いた際に、ゼッダ先生が指揮される舞台に立てることは、とても良い経験、勉強になりますよ、と藤原歌劇団さんから言われました。

ロッシーニの世界的権威のゼッダ先生の指揮で歌わせて頂けるのは大変光栄なことでしたが、私はそれまでロッシーニのオペラに出た事は無く…  大変不安な思いもありました。

実際にゼッダ先生が来日されてからのお稽古は、大変厳しいものでしたが、同時にとても優しい笑顔で見守って下さるといったご指導でした。最終的に、舞台に立たせて頂いた時には、先生の指揮についていくことで、自分でも安心してロッシーニを歌わせて頂く事が出来ました。
今でも、オケピットで指揮を振って下さっていたゼッダ先生のお顔はハッキリ覚えています。オケピットから、にこやかなお顔で、舞台にいる歌手の皆を見上げ、指揮下さってました。

心よりご冥福申し上げます。

「ランスの旅」の終演後、舞台の上でゼッダ先生を囲んで撮った写真です。本当にお元気だったのに。。。


 

2017年3月12日日曜日

「マノン・レスコー」初日終了

「マノン・レスコー」初日、終了致しました。

4幕から成るプッチーニの「マノン・レスコー」は、各幕の間に、それぞれ、相当な時間が流れています。その時間の経過はオペラには描かれていません。その時間の経過を自分の中で切り替えて、各幕のマノンの変化をお客様にはっきり見せること、この課題と終始向きあっていました。各幕の自分が登場する瞬間に、その時間のマノンとして舞台に立つこと、難しさでもあり、また楽しさでもあります。

また、今回、小劇場でする為に、本来の解釈と違う解釈での演出もあり、色々戸惑うこともありましたが、共演者の皆様にも助けて頂き、マノンとして、舞台に立たせて頂きました。皆様、本当に素晴らしいパフォーマンスで、こちらものせられてしまいます!

これきりで終わりでなく、あと2回、本番に立たせて頂けるのは、本当にありがたいことです。やってるうちに、本番だからこそ出てくる空気、そこからまた新しいものが生まれます。今日見て下さった方から、「もう一度見たくなったから、また来ます。」と励みになる嬉しいお言葉も頂きました。また、その日の空気でその日のベストなパフォーマンスを見て頂けるよう頑張ります!

写真は終演後に皆さんと。初日があけて、皆さんいいお顔です! あと2回、集中して本番に臨みたいと思います。

明日から「ドン・カルロ」のお稽古が佳境です。。。  体調管理に気をつけなければ!!!

 

2017年3月11日土曜日

「ホフマン物語」

明日、いよいよ千葉で「マノン・レスコー」の初日です。プッチーニの音楽、自分も楽しみながら歌わせて頂きたいと思います!

そして、6月11日、本番のオペラ「ホフマン物語」、チケットが4月から発売されます。私の地元、大阪のラブリーホールでの公演です。歌姫、アントニア役をさせて頂きます!

ご連絡頂きましたら、いいお席をお手配致します。ご予定頂けるようでしたら、ぜひお知らせ下さい!

2017年3月9日木曜日

リフレッシュ!

今日は「ドン・カルロ」のお稽古の前に、ピアノの服部容子先生おすすめの気功に連れて行って頂き、その後お茶もご一緒出来ました。

お稽古の連続で、身体も疲れていましたので、マッサージ?ツボ押し?みたいな感じで、とても気持ちよく、リフレッシュ出来た気がします。これで、明日の「マノン・レスコー」のゲネ・プロ、最終リハーサルも頑張れます!

気功の後に、容子先生とお茶を飲み、色んなお話しが出来ました。アドバイスを頂いたり、私もまだまだ東京の音楽事情も知らないので、お話しを聞いて知ることも沢山あります。忙しい先生なので、貴重な時間でした。やっぱり、先生のおっしゃることは、全部説得力がある。たくさんの現場で音楽、オペラをしていくにあたっての心構え、準備など、聞いていて勉強になることばかりです。

お茶のあとは「ドン・カルロ」の稽古でした。休憩時間にフィリッポ役の久保田さんと「声」のこと、レパートリーのことなどお話し出来た。声質のこと、発声のことも。当たり前ですが、キャリアのある方は、外から見えてる以上に色々深く考えてらっしゃる。相当に大きな現場を沢山踏んできてらっしゃるから、そうなるのだと思います。そんな久保田さん、本当に暖かい雰囲気のある方で、昨年「ドン・ジョヴァンニ」、2年前に「ランスの旅」と共演した事もあり、いろいろ気さくにお話しさせて頂いてます。

久保田さん演じるスペイン国王フィリペ2世と、私が演じるエリザベッタは年の離れた夫婦役です。本当に光栄です!

また別のキャストさんの事も順にのせていきたいと思います。皆様日本を代表する歌手の方々です。恐れ多い…

チケットも早々に完売だそうで、紀尾井ホールで歌えるのも楽しみです!エリザベッタ役、頑張りたいと思います。!

2017年3月3日金曜日

「ホフマン物語」

気付いたらもう3月。2月はやはり逃げる!あっという間でした。

相変わらず、「マノン・レスコー」と「ドン・カルロ」に追われていますが、小休止。どちらもお稽古がお休みです。両作品、お稽古での事を、自分の中で色々整理しておかなければいけません。週明けからは、「マノン・レスコー」初日に向けてラスト・スパート、それに引き続き「ドン・カルロ」もラスト・スパートです。

あと、このお休みを使って、ピアニストに手伝ってもらい、6月に本番のオッフェンバックの「ホフマン物語」の譜読みです。今回歌わせて頂く、アントニア役は初役なので、音楽、言葉を早目に入れとかなければいけません…  今でもかなり取り掛かるのが遅く、焦り気味です。カルメンに引き続き、フランスもののオペラ。この作品の中のアントニア役も、かなり前から歌ってみたいと思っていた役になります。

こちらのオペラや公演の詳細は、また後日、ゆっくり、ご紹介させて頂きたいと思います!

 

2017年3月1日水曜日

ノンタンの名前

私が猫を飼っているという話しをすると、「名前は?」とよく聞かれます。
「ノンタン」と答えると、御存知の方も沢山いらっしゃいます。子供向けの絵本のキャラクター、白猫、ノンタンから名前を頂いてます。

私も読んだ事がある絵本ですが、この男の子の白猫ノンタン、いたずらっ子なんです。悪さをしては痛い目に合い、いたずら、悪い事をしたらダメですよ、と子供達へ道徳的な事を教える絵本です。悪さと言っても、可愛いイタズラで、何とも憎めないのです。

我が家のノンタン、まだまだ子供の頃、捨てられていて、うちに迷いこんできました。獣医さんによると、その頃は3ヶ月の頃でしたが、本当に真っ白でした。イタズラっぽい青い眼と目が合ってしまい…  猫を初めて飼うことになりました。

真っ白だった毛が、1歳になる頃から、だんだんグレーの毛が混ざってきて、真っ白だった顔や腕にも模様がくっきりと出てきました。猫の毛の色、模様が成長と共に変わる事も初めて知りました。

子供達の永遠の愛されるキャラクターノンタンから、我が家の永遠のアイドル、ノンタンが誕生しました!