2019年4月22日月曜日

メリー・ウィドゥ 始動

「メリー・ウィドゥ」の稽古が始まりました。

オペレッタを日本で上演する際は、言語上演でなく、日本語上演が多いです。今回も、日本語上演になります。

日本語ですと、お客様にダイレクトにお楽しみ頂けるというメリットがあります。特にセリフのやり取りなど、その瞬間のニュアンス、ウィットに飛んだ雰囲気など、オンタイムでお伝えできるのは、演者としても嬉しいです。

その反面、言葉をハッキリ伝えなければというプレッシャーも出てきます。歌になると、声の響きや発声を重視すると、日本語という言語の発語がかなり難しくなります。
普段、イタリアオペラを中心に歌っていて、日本歌曲などを勉強する機会がほとんどない私にとって、なかなかハードな課題になりますが、勉強するいい機会でもあります。日本語の発語と発声がいいバランスで歌えるよう取り組みたいと思います。

メリー・ウィドゥ=陽気な未亡人、ぜひお越し下さい!

 

2019年4月7日日曜日

「カプレーティとモンテッキ」

オペラ「カプレーティとモンテッキ」にジュリエッタ役で出演させて頂きます。

タイトルをご覧になられ、???と思われる方もいらっしゃるかと思いますが…
「ロミオとジュリエット」が原作のオペラです。
カプレーティ= キャプレット家、ジュリエットの家
モンターギュ=モンテッキ家、ロミオの家
それぞれイタリア語読みをしたタイトルになっています。

メゾ・ソプラノ(女性)がロミオ役を演じる、ベルカントオペラの名作です。
メゾの高谷さんがリサイタルとしてこの作品を上演され、私はジュリエッタ役で出演させて頂きます。

音楽監督、ピアニストに服部容子先生、演出に岩田達宗先生をお迎えし、お届け致します。私がオペラをするにあたり、大変お世話になっているお二人とご一緒させて頂きます。

パンツ役、ロメオ役にぴったりな高谷さんをはじめ、沢山のオペラでご一緒させて頂いてる男性歌手の皆様と、この作品に取り組めるのがとても楽しみです。

カプモン(カプレーティとモンテッキを略して、こう言ってます。)  は三年前にも東京で岩田さん演出で歌わせて頂きました。相当しごかれたなぁ~   
三年経って、成長したジュリエッタを関西の皆さまにもご覧頂けたら嬉しいです。ぜひお越し下さい!

5月18日(土) 15:00開演. 河内長野ラブリーホール(小ホール)
オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」 全自由席 5000円




2019年4月5日金曜日

「愛妙」ハイライト @サントリーホール

オペラ「愛の妙薬」のハイライトコンサート、サントリーホールで歌わせて頂きました。

サントリーホールには、オーケストラのコンサートを良く聞きに行ってました。舞台から全方向に段々に広がる2000席の客席の形が、素敵なホールで、響きも素晴らしく、気持ち良く歌わせて頂きました。

このホールでは、忘れられない思い出がある。もう20年以上も前だと思いますが、オーケストラのコンサートを聞きに出かけたのですが、眼鏡を会場に忘れてきたのです。翌日に気づき、会場に忘れ物がないか訪ねに行ったら、かなり優しいおじさまが客席に案内下さった。
私が歌の勉強をしている事なども話しながら客席へ向かいましたが、席番号も分かっていたので、その席を調べたら座席の間に挟まっていた眼鏡がすぐに見つかりました。
ちょうどその時、会場ではソプラノのマリア・グレギーナのコンサートのリハーサルの最中でした。

時間があるなら聴いていっていいよ!とおっしゃって下さり、グレギーナの歌を客席からこっそり聴かせていただき頂きました。
棚ぼた?!というか…  本当にラッキーでした。

そんな事も思い出しながら、六本木の桜を見ながらホール入りして、「愛の妙薬」、楽しく歌わせて頂きました。