2017年1月31日火曜日

ミリヤーナ・ニコリッチ さん

私が出演する日のカルメン役はセルビア出身のメゾ・ソプラノ、ミリヤーナ・ニコリッチさんです。185センチの長身、スタイル抜群で、美人、野生的で妖艶なカルメンにぴったりです。歌、声、演技と本当に素晴らしいです。昨年メトにもデビューされています。

恥ずかしながら、私はセルビアと聞いてもピンと来ず、場所を調べました。ブルガリアの近く、東欧です。

そんなミリーですが、本当に明るく、気さくに色々と話して下さいます。ご主人様もテノール歌手で、今はオペラ出演が控えてるオーストラリアにいらっしゃいます。オーストリアではなく、南半球のオーストラリアです。遠い。。。

ミリーは日本でのカルメンの公演が終わると、そのまま次の公演のためスペイン、マドリッドへ行くそうです。ミリーのお父さんが、セルビアからマドリッドへ子供さんを連れて来てくれるそうで、「久しぶりに息子に会える!早く旦那さん、息子さん3人で一緒に会いたい。」と話されてました。

お稽古の合間、ちょうどミリーと話してる最中に、オーストラリアの旦那様から電話がかかってきて、アイフォンで、テレビ電話でお互いの顔を見ながらお話しをされてた事もありました。私も旦那様にご紹介頂き、電話ごし、画面ごしににご挨拶させて頂いた事も。旦那様、息子さんと早く会いたいだろうなあ。

国際的に活躍する歌手の生活は、そういうものだろうなと想像はしてましたが、実際に直接お話しを聞くと、本当に世界を駆け回ってる。スケールの大きさがすごいです。

 

2017年1月30日月曜日

カルメン in 浅草

「カルメン」のお稽古がお休みの日に、両日カルメン役のミリヤーナさん、ゴーシャさんと一緒に浅草に行ってきました。

私が出演する日のカルメン役のミリヤーナさんの事を、皆ミリーと呼ばせて頂いてます。ミリーと、お稽古の間に色々とお話しする中で、「浅草に行くといいですよ!」とお話しした事がありました。後日、「行ったらいいと言っていた、場所の名前を教えて!」とメールがありました。そりゃそうです、外国の地名なんてそんなに簡単に覚えられるわけがありません。ASAKUSA ですよと、メールを少しやり取りして、一緒に浅草に行く事になりました。もう一人のカルメン、ゴーシャさん、私とダブルキャストのフラスキータ役の尾形さん、ミリーのお友達のことみさん、途中からホセの藤田さんも合流、豪華なカルメン浅草ツアーになりました。

私もかなり昔に東京観光した際に訪ねたきりで、久しぶりの浅草。平日にも関わらず、物凄い人でビックリしました。仲見世から浅草寺まで、人人人で、少しずつしか進めません。外国からの観光客が本当に沢山。お店も少しずつ皆で見ながら、人形焼や、お煎餅を食べ、ようやくお寺に到着。お寺では、皆で「カルメン」の公演成功祈願をしました。ミリーもゴーシャも、しっかりお賽銭を一緒にして、手を合わせていました。

昼食後、仲見世のお店でお買い物です。彼女達の興味の示すものを、話ながら一緒に見て、本当に楽しかった。日本人形や、けん玉、ダルマ落としなど買っていました。そして、Tシャツもお土産に沢山買ってましたが、「相撲」「歌舞伎」「忍者」「侍」と漢字が入ったそれぞでの派手な絵柄のものを喜び、本当に何枚も買ってました。やっぱり漢字が好きなんですね。お経の漢字が羅列しているTシャツも買ってたぐらい、漢字に魅力を感じてらっしゃいました。浴衣も楽屋着にいいと、あれやこれやと試着して購入。日本人が着ないような、派手な浴衣も、良く似合ってました。外国人が好む、日本のもの、カルチャーが分かり、本当に面白かったです。

カルメンさん、「また何回も来たい!」でも「全部買い物したくなる危険な場所だわ!」と浅草に大満足でした。楽しい浅草ツアーでした。


2017年1月29日日曜日

「カルメン」劇場入り

「カルメン」の本番、上野の東京文化会館に劇場入りしました。楽屋も用意して下さってます!文化会館の小ホールでは歌ったことがありますが、大ホールで歌うのは今回が初めてです。

客数から舞台を見てると、上野文化会館は、かなり広い!横にも大きいイメージがありましたが…  今日、初めて舞台から客席を見てみると、思ったより小さく感じました。舞台そでは、本当に広くて驚きました。

お昼から劇場に入り「場当たり」、立ち位置の確認などを頭から順にしていきます。あっという間に時間が過ぎ、夕方から舞台で衣装をつけての通し稽古です。

夕方からの通し稽古に備え、何か食べなければ…  とオペラの中でも、いつも一緒にいるメルセデス役の米谷さん(←マイヤさんと読みます) が、楽屋の中にある食堂に行こう!と教えてくれて、食堂へ。精養軒ではありませんか!出演者、関係者が食事するように入っている食堂は、文化会館の表にもある精養軒でした。食事を終え、あっという間に通し稽古の時間になり、衣装を着けてスタンバイです。劇場の中に入ると外の景色はシャットアウトで、時間の経過が全く分からなくなります。

今日はオーケストラではなく、ピアノでの通し稽古です。オケピットはこんな感じで、ピアノが真ん中に置かれています。普通のオーケストラでは見ない光景ですね〜 

客席の壁の木のオブジェも素敵です。日本の中心?!東京、上野のホールで歌わせて頂く事を楽しみながら、頑張ります。

2017年1月28日土曜日

「カルメン」オケ合わせ

普段のお稽古は、ピアノ伴奏でのお稽古ですが、オペラの本番前になると、オーケストラと歌と合わせてから劇場入りします。そのオーケストラと合わす事を「オケ合わせ」と略して言い、テンポや音量の確認などをします。

今回のオーケストラは日本フィルハーモニー。ここ数年、日本フィルの子供向けの「夏休みコンサート」に、姪を連れて行って、私は一方的に親しみを持っているオーケストラです!

最初から最後まで、順調にオケ合わせも終了し、この日はキャスト全員で決起集会!パワーをつけようと、焼き肉を食べに行きました。皆、本当に良く食べ、良く飲み、良く喋って楽しかった。一致団結、いい公演になるよう頑張ります。


2017年1月27日金曜日

⑳スペイン9.10日目帰国・完

帰国はバルセロナからフィンランド、ヘルシンキ経由で成田へ向かいます。

9日目の朝食を早目に頂き、ホテルをチェック・アウトしてバスでバルセロナの空港へ向かいました。バルセロナの空港は、かなり広く、免税店も沢山。ぶらぶらウィンドーショッピングしながら、乗る飛行機の出発ゲートまで歩きました。
喉が乾いて、ゲート近くのお店で飲み物を買いました。ゲートにツアーの方々もちらほら集まり出していて、いよいよスペインを出発です。

4時間程飛行機に乗り、ヘルシンキの空港に到着です。ここで2時間程の乗り継ぎ時間があり、ラウンジが使えるということで行きました。カレーの匂いにひかれ、カレーとサラダを頂きました。あっという間にヘルシンキ出発の時間になり、飛行機へ乗り込みました。

ここからは完全にJALの飛行機。成田まで10時間程の飛行です。帰りの飛行機では、日本語が恋しくて?!「後妻業の女」邦画を見ました。やっぱり大竹しのぶが強烈で、凄かったです。、

映画を見終え、お金の入れ替えをする事に。いつも海外に行く際、財布を2つ持って行き、日本円と現地通貨と分けて入れて使っています。使っていないお金の方はコンパクトな財布に入れてしまっています。両方の財布を出そうとすると、日本円を入れてる小さい財布は出てきましたが、使っていた大き目の財布が無い!!!飛行機の中で、色んなところを探しまくりましたが、やはりありません…   ユーロはほぼ使いきっていて、小銭くらいしか入ってませんでしたが、クレジットカードが入っていたのが心配でした。

ツアコンの稲村さんのところへ行き、事情を説明しました。記憶をたどると、最後に財布を出して、お金を使ったのは、バルセロナの出発ゲート近くのショップで、出発の少し前に、飲み物を買ったのが最後でした。ヘルシンキの空港でも買い物はせず、お財布を触る事は一切ありませんでした。やはり、カードだけが心配でしたが、どこかですぐに使われたとしても、私が飛行機に乗ってる時間は確実に証明できるので、保険でカバーできるだろうとのこと。飛行機の中からはどうする事も出来ないので、到着後、すぐにカードを止める手続きをしましょうと、カード会社の電話番号を調べて下さいました。

そこからは、大丈夫と分かっていても、心配と気分がダウンしてしまいました。と言っても、どうする事も出来ずに、「シン・ゴジラ」を気もそぞろに見たり、機内食を頂いたりして過ごし、やっと成田へ到着です。

預けたトランクを受け取り、ツアーの皆さんとご挨拶をして解散後、稲村さんがお付き合い下さり、カード会社に電話し、カードを止めました。カード会社が「警察に届けて下さい」と言い、稲村さんが「成田空港内にも警察があるので一緒に行きましょう」と警察へ。警察では、どこで紛失したのか?落としたのか?すられたのか? 分からないので、結局何の証明も出せないとのこと。 そこに至るまで、かなりの時間が… 帰国して、本当にお疲れの稲村さんにお付き合いさせ、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

警察を後にして、最後の最後まで面倒を見て頂いた稲村さんとお別れし、伊丹への国内線への出発時間まで時間を潰しました。伊丹へ到着し、父が迎えに来てくれ、家に到着。その後、カードの被害もなく、大事にならず本当に良かったです。

今回のスペイン旅行、全く知らない人同士、住んでる場所も全国色々の方が集まってのツアーでしたが、異国スペインを一緒に横断、観光、食事も共にして楽しい旅になりました。個人旅行ばかりで、もう何年もこういうパッケージツアーを使っての旅行はしてませんでしたが、こういうパッケージツアーもいいものだなあと思いました。帰国後にオペラを観に来て下さるというご縁も出来ました。嬉しいかぎりです。
また、今回はバルセロナやマドリッド以外の、個人ではなかなか行きにくい地方に、要領よく行くこと、地方間を移動することが楽に出来ました。ロンダにも行けて良かった!執念ですね〜(笑) 楽しいスペイン旅行、本当に良かったです。

稲村さん、ツアーの皆様、旅行記を読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。
スペイン旅行記、これにて終了致します。


2017年1月26日木曜日

⑲スペイン8日目 バルセロナ

ピカソ美術館を出て、一度ホテルへ戻ることにしました。タクシーで20分程、街の中心にあるホテルへ到着。夕食までまだ時間があり、私はもう一つ行きたかったバトリョ亭に行くことに。母はホテルで休憩です。


※ 夜のバトリョ邸、ライトアップされてて素敵です。

 

ホテルから徒歩で5分程のバトリョ邸へ。ラッキーな事に、チケット売り場も並んでる人は少なく、5分も並ばずに入場できました。バトリョ邸は
ガウディが改築した個人のお家、バトリョさんのお宅でした。世界遺産になり、公開されてますが、バルセロナの人気の観光スポットの一つです。


※ 曲線のフレームの窓、ドア、ステンドグラスと面白いです。



入場すると原語を選択して日本語のタブレット型のガイドとイヤホンを渡されます。指示された順に進み、イヤホンで説明を聞きます。スマホで写真を取る要領で、そのタブレットを部屋のスポット、スポットに向けると、当時の様子やその部分の特徴などが写し出されます。GPSで場所を特定してるのだと思いますが、本当に良く出来ているなと感心しました。ちょっとしたアトラクションの感じです。入場料は少しお高めでしたが、オーディオガイドのおかげで、より入場する価値あり、楽しめました。中は全て曲線、海の中の様という表現がよく分かりました。

※ 建物の真ん中は吹き抜けです。



※バルコニーにも行きました。

 

 
ひとしきりバトリョ邸を楽しみ、ホテルへ戻りました。今から夕食、スペインでの最後の晩餐です。バスへ乗り、海辺のレストランへ向かう前に、サクラダファミリアのライトアップを少しだけ見に行こうということになり、再びサクラダファミリアへ。夜のサクラダファミリアを近くから見ると、また昼間とは違う趣、迫力でした。写真を撮り、海辺のレストランへ向かいました。豪華なシーフード料理、本当に美味しかったです。




 

翌日バルセロナからヘルシンキへ、ヘルシンキから成田、伊丹へと無事?帰国しました・・・と言いたいところですが、帰りの飛行機で・・・ちょっとしたアクシデントが・・・

2017年1月25日水曜日

⑱スペイン8日目バルセロナ

午後からはフリータイム。ツアーの皆さんと解散して、最初にカタルーニャ音楽堂へ向かいました。地図を見ながら向かっていると、ツアコンの稲村さんが追いかけて来てくれ、入り口、チケット売り場まで案内してくれました。大きな道路から少し入り込んだ場所で、チケット売り場が分かりにくかったので助かりました。

内部見学ツアーが英語やフランス語、スペイン語と時間によって決まっています。英語のツアーが良かったですが、時間が中途半端な時間のツアーしか空いていなくて、分からないのを承知で、時間の都合の良いフランス語ツアーを予約しました。見学ツアーの時間まで1時間弱あり、お昼を食べにレストランに入ったら、かなり時間がかかると言われてしまい、出ることに。音楽堂の前がテーブルや椅子のあるちょっとした広場になっていたので、コンビニ?売店でサンドイッチを買ってそこで頂きました。

時間になり、その時間の見学の人達が、ガイドさんの指示に従って、順に音楽堂の中へ入ります。男性のガイドさんが、「フランス語のガイドだけど、分かってるのか?」とフランス語で尋ねてきました。見学者にアジア人はほぼいなかったです。それくらいのフランス語は何とか分かります。「ハイ!分かってます!」と英語で答え、入場致しました。心配ありがとう!中に入ってからの説明は、時々聞こえる知ってる単語から想像するしかなかったですが、見るだけで価値のある劇場でした。


※装飾も豪華な音楽堂、今も劇場として使われていることが凄いです。




※天井のステンドグラスが豪華です。パイプオルガンの演奏も聴けました。



1時間ほどの見学を終え、次にタクシーでピカソ美術館へ向かいました。こちらも狭い路地の中にあり、タクシーで近くまで来て、運転手さんに場所を教えてもらい迷わずに到着できました。やはり人気観光スポット、チケットを買うまでに長蛇の列、30分?40分位並び入場できました。並んでる時に、稲村さんに偶然お会いしました。稲村さんは一体、これからどこへ行くんだろう…  

中に入り、少し駆け足気味で見学しました。私が知っている、丸と三角、顔が半分ずつ違うというような、晩年の芸術が爆発する?前の、普通の作品、青の時代の前の作品、若い頃の作品を沢山見る事が出来ました。当たり前ですが、もの凄く上手いです。私が知ってる、あの一目でピカソとわかるような作品は、ほんの一部で、あの作風に行き着くまでに、もの凄く沢山の上手い絵を描いているのです。上手い絵…普通の絵…どう表現していいか分かりません…ピカソさん、すみません…



※ピカソ美術館でカレンダーを買いました。このカレンダーの絵は、ここバルセロナのピカソ美術館に展示してるコレクションだと、店員さんが説明してくれました。
 

2017年1月24日火曜日

⑰スペイン8日目 バルセロナ

旅行の最終目的地、バルセロナ観光です。午前中にグエル公園とサクラダファミリアへ。

バスに乗り、まずグエル公園へ向かいました。ガウディの大スポンサー、パトロンのグエル伯爵が計画したブルジョワ向けの庭園住宅です。ただ60軒建てる予定が3軒しか売れず、計画は中断し市が買い取り公園になりました。そのおかげで、私達が観光できるのです。


※樹木をモチーフにした高架橋と向こうに波打つベンチの広場が見えます。


広場は半円形で波打ったベンチに囲まれています。ここに住民が集まり、顔を合わせて話しが出来るように、ベンチは波を打たせたているそうです。コミュニティのスペースですね。この広場の下に86本の柱が支え、その下に貯水槽があります。広場の雨水を柱を伝い、貯める仕組みになっています。

※ 右下の柱を雨水が伝い貯水槽へ。


※広場を降りてきて、泉を守るドラゴン、このオブジェはよく写真でも見ます。広場を下から見上げると神殿のように見えます。


※ 全員で記念撮影!写真スポットを皆で独占するのはなかなか大変でしたが、いい記念になりました。

 

グエル公園を後にして、サクラダファミリアへ向かいます。ガウディの未完の教会、サクラダファミリアは中も外も本当に人、人、人!でした。

※まだ建築中、クレーンが見えます。



※ 入り口上部の装飾が凄いです。キリストの誕生から成長していくエピソードが彫刻されている立体聖書です。


ひとしきり、間近くから建物を見て、中へ入りました。外から見る、ゴツゴツした建物のイメージとは全く違い、ステンドグラスからの光が神々しい、白い柱、白い天井、白い壁の教会で、光の入り方が物凄く綺麗でした。でも、中も本当に凄い人で…  ツアーの皆とはぐれないようにしなければ!って位の人でごった返していました。今回、ツアーでは塔の上までエレベーターで登り、下りは螺旋階段を降りる予定でしたが、この日は、軽く雨が降っていて、上に登ることがダメだということで、登れませんでした。下りで、スリップする可能性があるからだそうで…残念。

※ 場所によって、ブルーの光、オレンジの光が本当に綺麗でした。


そのまま外へ出て、次は、逆サイドの外観を見ます。先ほどの立体聖書の彫刻とは違い、カクカクした彫刻で、キリストの最後の晩餐から埋葬までが描かれた受難のファザードを見ます。

※受難のファザード、左上は、縦、横、斜め、どこの列を足しても33になります。これはイエスの死んだ年齢です。


この後、地下の博物館を見学して解散になりました。午後からはフリータイムです。

2017年1月23日月曜日

「カルメン」通し稽古

「カルメン」の通し稽古でした。これから、オーケストラとの合わせがあり、後は東京文化会館に劇場入りします。連日のお稽古もいよいよ大詰めです。

今まで、部分、部分、幕ごとの稽古でしたが、今日初めて、頭から最後まで通しました。自分が出てる以外のシーンも見る事ができました。

私は二幕からの登場になりますが、二幕が始まると、最後の幕まで本当にアッという間でした。その時、その場面での自分の役割をしっかり果たせるよう、もう一度整理して、劇場に入りたいと思います。


最終幕、カルメンとホセとのやり取りも今日初めて見ましたが、本当に激しいバトルで息を呑んで見入ってしまいました。

出演者、皆、本当に素晴らしいです。ぜひ、2/3、5は東京文化会館、2/11は愛知県立芸術劇場へお越し下さい!

2017年1月20日金曜日

⑯ スペイン 7日目 グラナダ町歩き

グラナダの町の中を歩きます。町の中心にある、イザベル女王とコロンブスの銅像の前へ。

※イザベル女王とコロンブスの銅像


グラナダ大聖堂と王室礼拝堂を目指し歩き、多分このあたりの建物かな?と地図を見ながら迷っていると、親切な外人さんが教えてくれて、無事到着できました。入り口が少し分かりにくかったです。中は完全に写真がダメで撮ってません…   

大聖堂は、セビリア大聖堂やトレド大聖堂を小さくした感じで、やはり祭壇には、金で装飾した、キリストの場面が天井高くまでありました。ただ、今まで見た大聖堂と違い、中は人が本当に少なく静かで、荘厳な雰囲気が一番した大聖堂でした。そんな中、ツア・コンの稲村さんと偶然お会いしました。厳粛な雰囲気で、大きな声で挨拶も出来ませんでした。そのまま、横の王室礼拝堂へ。この礼拝堂の中には、イザベル女王、フェルナンド王、娘フアナ、その夫のフェリペのお墓、棺があります。


一通り見学した後、ぶらぶら歩き、ビブランブラ広場のお店でお昼を頂きました。チーズとハムのシンプルなホットサンドでしたが、美味しかった。


※ スペインのポストは黄色でした!


町を歩きながらお買い物。今日はブラック・フライデー!お得にお買い物ができる日!日本も景気改善のために、ブラック・フライデー、導入されつつあるようですが、どこまで浸透するでしょうか…

私は、まだ日本にはあまり入ってきていたい、スペインならではのブランドのものが欲しいと思っていました。Tousというブランドのカバンが欲しいと思っていたら、ちょうどグラナダの大通りにそのお店が!もちろんブラック・フライデーの文字も!お得にカバンを買うことが出来ました。店員さんが、「今日はブラック・フライデーで、大忙し。このカバンもこれが最後の一点よ。」と話してくれました。

※ あちこちのお店にブラック・フライデーの文字が!

時間になり、デパート、エルコルテ・イングレーゼに集合、バスで空港へ向かい、スペインの最終目的地、バルセロナへ飛びました。バルセロナのホテル到着は、かなり遅く、それから夕食を頂きました。夜遅くからの食事でしたが、美味しく牛肉を頂きました。

※バルセロナのホテルで頂いた夕食。

 
何人かのグループは、タクシーでサグラダファミリアのライトアップを見に行くとのことでしたが…  私達は同行せず、まりこちゃん親子と一緒に、ホテルの屋上からサグラダファミリアを見に行き、明日に備えて休みました。

皆さん、深夜近くからサグラダファミリアへ出かけられて、本当にお元気です!


2017年1月19日木曜日

⑮スペイン7日目グラナダ・アルハンブラ宮殿

朝からアルハンブラ宮殿へ出かけます。

アルハンブラ教会の横を通ります。モスクだった場所に建てられたキリスト教教会です。


※アルハンブラ教会


教会の横のカルロス5世宮殿に入ります。外観はシンプル、四角い建物でルネサンス様式。中に入ると、円形劇場、イタリアのコロッセオのようです。

※カルロス5世宮殿、上は外観、下は中に入った様子です。闘牛場のように見えますね。


続いて、アルハンブラ宮殿の一番の見所、ナスル宮殿へ。ナスル宮殿は3つに分かれています。

一つ目、裁判や政治が行われてたメスアール宮。壁はタイルで囲まれ、天井は木組みです。

※右上は木組みの天井、左のタイルにはカルロス一世の「更なる前進」という言葉があります。


そして、アルハンブラ宮殿の写真といえば、必ずこの写真が載っている、二つ目、コマレス宮のアラヤネスの中庭。

※ 真正面から写真を撮れば、水面に映る建物が鏡写しになるのですが…  この写真がどんなガイドブック、パンフレットにも載っています。矢印のタイルの前に座り、その光景をゆっくり見ました!


3つ目はライオン宮。王の居住スペースで男子禁制のハーレムだった場所。残念ながら、周りは工事をしていて、遠くから写真だけ撮りました。

※ 12頭のライオンが水盤を支えています。ライオンの口から、水が出る噴水。


※ 渡り廊下から見える景色、グラナダの街並は絵のようでした。




※ 中庭も可愛いです。緑が綺麗に整えられてます。


次にアルハンブラ宮殿の中で一番古い宮殿、パルタル宮へ向かいます。

※パルタル宮、水に五連のアーチが鏡写しになり綺麗です。コマレス宮と違い、両横に壁がなく、開放的です。


最後にアルハンブラ宮殿の一番北、ヘネラリフェへ向かいます。ヘネラリフェは王が夏の休暇を過ごした離宮で水の宮殿と呼ばれてます。

※ 緑のアーチをくぐります。

※中庭は、本当に可愛いらしく綺麗でした。真ん中に長い池があり、アーチ状に噴水が噴き出してます。


午前中、アルハンブラ宮殿を徒歩で歩き見学しました。途中、寒くて、カイロを貼ったほどです。

この後、グラナダの街へ行き、昨日行ったデパート、エルコルテイングレーゼの前で解散してフリータイムになりました。

2017年1月18日水曜日

⑭ スペイン6日目グラナダ

白い村、フリヒリアナからバスでグラナダへ。ホテルはアルハンブラ宮殿ホテル、アルハンブラ宮殿のすぐ横のホテルにチェックインしました。グラナダの街を見下ろせる、丘の上にある素敵なホテルです。

※アルハンブラ宮殿ホテルの前で

 
予定より早目の到着でフリータイムになり、街へ出かけることに。
タクシーで、グラナダの街の方へ出て、デパートに行きました。スペインのデパートは、エルコルテイングレーゼというデパートのみしかないそう、独占企業ですね。スペインなのにイングランドという名前も不思議でした。何か由来があるのでしょうか?

デパートの中をウロウロ…  小物などを見たり、買ったり。その後、デパートの中で早目の夕食を食べることにしました。そこで飲んだオレンジジュースが、とても美味しかったです。絞りたてを持ってきてくれたようでした。

今回、どのホテルでも朝食はブッフェで、果物も沢山置いてましたが、どこでもオレンジが本当に美味しかった。バレンシアオレンジと言いますが、バレンシアでなくても、本当に美味しかった。みずみずしくて、甘くて、日本にはないオレンジでした。メロンも沢山食べましたが、やはり日本のメロンとは違い、かなりみずみずしくサッパリしていました。その国の水、土、温度が、その土地ならではの美味しいものを作りだすんでしょうね。

※ホテルのロビー

 
食事をして、ホテルに戻りました。明日のアルハンブラ宮殿観光が、かなりの量を歩くとのことだったので、それにそなえて早目に寝ました。夜、ホテルのスタッフが、何か不具合がないですか?と訪ねてきてくれる親切ぶり。少し冷えてたので、毛布を持ってきてもらい、ぐっすり眠りました。今回の旅行の中で、グラナダが一番温度が低く、寒かったです。

※ホテルのテラスからグラナダの街が一望できます。

2017年1月17日火曜日

⑬ スペイン6日目 フリヒリアナ

ちょっとピッチを上げて、スペイン旅行記、最後まで書きたいと思います。薄らぐ記憶との戦いです!

ロンダのパラドールをチェックアウトして、バスに乗り、白い村、フリヒリアナへ向かいました。約2時間ぐらいの乗車で、地中海が見えてきました。
スペイン周遊のツアーで白い街を訪ねるものは、ほとんどがミハスではないでしょうか。ミハスは完全に観光地化され切っているらしく、ジャルパックツアーでは、まだそれ程観光化されていない素朴なフリヒリアナを訪ねますとのこと。調べると、ミハスはかなり観光客向けの村なようで、フリヒリアナでは確かに、私達ツアーの人以外に、一人も日本人は見なかったです。「スペインで一番美しい村」に選ばれたこともある小さな村フリヒリアナを散策します。

※バス停留所があり、そこから徒歩で白い村へ登っていきます。


細い道、坂道を上がって行きますが、壁が本当に白い。何層にも上から上から塗っている感じの壁で、街、村全体が海によく合う。カラフルなタイル製品が、白い壁に飾っていたり、店内中に飾られ売っていました。


※白い壁に色々飾ってます。


景色がいいという、展望スポットまで皆で上がり、写真を撮りました。絵葉書のような景色で、登ってきたしんどさも忘れます。


※ 展望台からの景色


展望スポットで、一旦解散、昼食までフリータイム。今度は登ってきた道とは違うルートで下がって行きます。小さな街なので、迷うこともなく、歩きやすい。どこまでも白い壁が続き、スペインでも海沿い、南の方の雰囲気は、今まで観てきたスペインとは違います。


※ 可愛い置物がいっぱい!悩んでます。

 
散策しながら、お店にも入ったりしてると、気になる猫の置物が…   その大きさに、日本まで持って帰る手間を考えると買うのをあきらめ、お店を出たのですが…  歩いてる間にやはり気になり、戻って買ってしまいました。何だか、ガウディっぽい猫ちゃんな気がして。日本までしっかり連れて帰りました。

※連れて帰った紫の2匹の猫、横はA4サイズのチラシです。背が高いのでもって帰るのが大変でした!



その後、昼食を頂き、バスでグラナダに向かいました!


※ 昼食を頂いたレストラン。