今、当たり前にイタリア語で歌っている「椿姫」や「蝶々夫人」のアリアを、あえて日本語で歌うという事にトライして、改めてオペラの歌詞、言葉の大切さを認識しました。
講座の中で、三浦環さんが日本語で歌う「蝶々夫人」のある晴れた日の、大変貴重な映像を見せて頂きました。「オペラなんて… まだまだ認知されていない時代に、日本語でプッチーニのオペラを歌っている姿、健気でありませんか。」という中村先生の問いかけが印象的でした。
今、オペラを観に行くと、字幕が出て当たり前、原語で歌って当たり前になっていますが、これもここ20年位前からだとか…恵まれた環境です!
以前、歌のレッスンを受けていた時… 「フィガロの結婚」の伯爵夫人役での公演が控えていて、その為のレッスンを受けていた時だった。先生から「最近の歌手は、オペラに出ると字幕が出て、それに依存しすぎてる!イタリア語の単語一つ一つをもっとデリケートに感じて、字幕なしで聴いてる人に分かる位、その言葉のニュアンスをキッチリ表現して歌いなさい!」と指導を受けた事を思い出した。
原語で歌う以上、そこに甘んじてはいけないし、日本語、邦訳で歌う場合でも、歌う言葉、表現する単語に魂を込める事は変わらない。「歌詞」って他の楽器にはない、歌手だけの特権です。
それにしても… お越し頂いたお客様の中から、後で質問を受けました。「講座で流した椿姫の映像は本当に平野さんですか?」と。間違いなく私の映像でした!! そんなに私、変わったのだろうか?!(笑) またその映像、ブログにもアップしたいと思います!
それにしても… お越し頂いたお客様の中から、後で質問を受けました。「講座で流した椿姫の映像は本当に平野さんですか?」と。間違いなく私の映像でした!! そんなに私、変わったのだろうか?!(笑) またその映像、ブログにもアップしたいと思います!