2016年5月20日金曜日

「ローエングリン」新国立劇場

新国立劇場の「ローエングリン」のゲネプロを見に行きました!「ローエングリン」と言えば、あの有名な結婚行進曲は誰もご存知でないでしょうか?

お恥ずかしながら… 実は私、ワーグナーのオペラを生の舞台で観るのは今回が初めて…  自分のレパートリーがイタリアものに偏ってるせいもありますが、それにしても、もう少し勉強しないといけません~  「ローエングリン」では「結婚行進曲」しか知らず、行く前にあらすじなど読んで出かけた次第です…

ゲネプロとは、ドイツ語でゲネラル・プローベの略。ゲネラル=総合 、プローベ=稽古。
本番直前の最終通し稽古です。稽古と言っても、本番と全く同様で、特に今回のようにゲネプロと言っても沢山観に来てる人がいるような公開ゲネプロですと、歌手陣も全く本番と同じように舞台に立たれています。

私もゲネプロが公開ですと、その日を本番一回目、とカウントします。

指揮はワーグナーの大家、飯守泰次郎マエストロ!私は主役でのデビュー「ボエーム」のミミを飯守先生の指揮で歌わせて頂きました。今考えると、オペラの「オ」の字も分かってなかった私を、よく本番までお導き下さいました。
オケピットに現れた先生のお姿を見て、当時の事を思い出したのも束の間… 一気に美しい序曲でワーグナーの世界、本編へ誘って頂きました。

ワーグナー初心者の私も、とてもとても楽しめました!皆様の
歌、音楽が素晴らしかったからですね。タイトルロール・ローエングリンのテノールの声の聞こえ方は、一体どこから降ってきてるの? どこで鳴ってるの?というような素晴らしい声の飛び方。ソプラノも本当に「美しい声」「艶のある声」という形容がぴったりで、美人でスタイル抜群でした。オペラグラスで見入ってしまいました~

かなりアバンギャルドな衣装で「スターウォーズ」を連想したのは私だけかな?? 皆様長身で素敵に着こなしてて、シンプルでスタイリッシュな舞台ですが、充分見応えあり堪能致しました。

それにしても、オペラは社交の場とよく言ったもので、知り合いに沢山会いました! 大阪からも沢山いらしてて、先日の大阪音大での「オペラ講座観ましたよ!」と東京でお声かけ頂き、びっくりしました〜  写真は私の門下の大先輩、有名すぎるバリトンの晴さんや、大阪で共演した事もある若手実力派バリトンの鳥山君~  思いがけず
お会いできて嬉しかったです!