素晴らしいスタッフ、共演者の皆様と素敵な舞台に立たせて頂きました。
ご来場頂きました皆様、また関西や他、遠方からも東京まで沢山お越し頂きましたこと、本当にありがとうございました。
今回の舞台セット、衣装や小道具まで、演出の粟国さんがイタリアから持って来られたもので、何度も藤原歌劇団で再演さるているものです。私もこの演出、セットの「愛妙」を何度も観てきましたが、自分がその衣装を着て、舞台に立っているのが、何だか不思議な気持ちでした。終演後、緊張が解けた時に、本当に光栄な事だ、幸せな事だったんだと実感が湧いてきました。
演出の粟国さんとは、関西で「ドン・ジョヴァンニ」でご一緒させて頂いて以来でしたが、これぞイタリアもの!という今回の「愛妙」を粟国さんの下で取り組め、台本の読み方やアディーナという女性像も今までと変わりました。
稽古で、粟国さんご自身がアディーナとして立ち振る舞って、手本を見せてくれるのですが、その仕草、手の使い方、視線の動かし方など、毎回釘付けでした。
また、指揮の山下マエストロは、広島で「ボエーム」をご一緒して以来にお会いし、嬉しい再会でしたが、シンプルに、そしておおらかにご指示下さり、本番は心強かったです。
今回の経験を生かし、また精進したいと思います。特に今年はこの後、「メリー・ウィドー」「秘密の結婚」と喜劇が続きます。次への作品への取り組みに、ダイレクトに役に立つ事が多いです。前進できるよう頑張ります!