久々に、「マノン・レスコー」のDVDを改めて見ました。「マノン・レスコー」の映像も色んな歌手、色んな劇場のものが沢山あります。2年前にこの役を初役でする際に、沢山の映像を見ましたが、その中で、私のベスト版となっているのが、マノン役がキリテ・カナワ、デグリュー役がドミンゴのロイヤルオペラのものです。演出は本当にオーソドックス、王道です。そしてキリテ・カナワの4幕、歌はもちろんすごいのですが、それ以上に、目付き、演技は見入るものがあり、このDVDは何度も何度も見ました。何度見ても飽きません!
今回、改めて見たのは、今をときめくオポライズがマノン役を、そして私が大好きな、テノールのカウフマンがデグリュー役をしている、こちらもロイヤルオペラのものでした!こちらは、時代、舞台の設定も現代に代えていて、衣装や舞台セットもかなりモダンです。2年前に見た時、カウフマンが好きな私でも、オペラとして観ていて、あまりいいと思わなかった記憶があり、一回観て、そのままだったような気がします。
今、歌わせて頂いてる「マノン・レスコー」、劇場が小さいので、演出家、三浦先生も色々と工夫下さっています。設定を変えている部分もあり、衣装もモダンです。そんな事もあり、このカウフマンの「マノン・レスコー」を改めて見てみようと思い見ましたが、前に見た時の印象とは違い、とても楽しめました。作品を見る視点や解釈も、前より広がったのかな。。。なんて思いながら、やっぱりカッコいいカウフマンに見惚れてしまいました!(笑)