明日、3/25「マノン・レスコー」最終公演です。「マノン・レスコー」の公演の最後だけでなく、この千葉の"風の丘ホール"自体が休止される。再開を願い、あえて休止という言葉を使います!
最終日、お客様、出演者皆で写真撮影をして、主催者から御礼をされる。下の写真は、主催者がリハーサルを撮って下さったものです。こんなマノンです!どうぞ一緒に写真を撮って下さい!
"風の丘ホール"の主催者、大澤美香さん。17年間の御苦労は、相当なものだったと思います。その節目である公演に、私を起用して下さったことに感謝です。
大澤さんが綴られている"風の丘ホール"のブログに私の事を書いて下さいました。自分の事を、こんなに良く書いて下さってるものを、こちらに転載するのは、かなり気恥ずかしいですが…
それ以上に、私へのエールを嬉しく思いますし、ここに載せる事で、自分への励み、こういう方々の応援に応えれるよう、また頑張ろう!と自分への鼓舞のために載せました。
ラスト4席で完売とのこと。満員御礼間近です。
【風の丘ホール ブログ】主催者大澤美香さんが綴られてます。下記がその記事です。
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『開幕して、初日12日から3週間、と言う、長丁場の本番となった珍しい本公演「マノン・レスコー」です。幕開けご覧いただいたお客様から風の丘の公演の中で、一番よかった!!と、言う声も頂くほど高い評価をいただきました。25日が楽日となります。あと4席、自由席ございます!
駅からの通り道グリーンベルト(桜並木)は、昨日はまだ、つぼみの状態でしたが、東京の開花は進んでいるようです。明日、少しでも開いてくれたらいいなぁと願っています。
最後に、今回出演していただきましたプリマ平野雅世さんについて少し書かせていただきます。
風の丘は、必ず、高い演奏技術と演技力の歌手の皆様が勢ぞろいすることで高い水準での公演であることは、皆様のご評価を頂いた通りでございます。
その風の丘が、関西から2015年に東京へ移籍をなさった関西でのトップクラスのソリストをこの「マノン」で、お呼びしました。
このマノンは、非常に大変な役です。お話をご存知の方はお分かりと思いますが、清純な少女の顔から、お金や贅沢三昧に溺れる妾の顔、そして、愛によって身の破滅を招き、娼婦へ。最後は恋人デ・グリューからの愛のみ残り、他すべてを失い、最後は自分の命も失う。こんな女の人生を1枚1枚の走馬灯のように、プッチーニはパッパッ流れていくドラマとして作りました。
平野さんへの無茶ぶりのような形で、この企画が産まれました。
勿論、そのマノンと言う作品を愛して参加を望んでくださった演出家、音楽監督ピアニスト、また、どんなほかの役よりも大変な歌いっぱなし、ハイC出っ放しのテノール(デ・グリュー)を引き受けられる、引き受けてくださった歌手の存在がとても大きいものではあります。
平野さんは、関東で名を知っていただくことから始まる人生のリセットをこの年でなさった、大きな決断をもって東京へ来られたのだと思います。関西ではもう安泰の地盤を築かれていてのことです。後援会も関西にあり、多くの生徒さんからの支えもあり、そこからの東京進出です。
関西のオペラ界の状況は、よく耳にしてきました。東京よりもはるかに大変な事態になっているようで、オペラ界の方々のご苦労は大変なもののようです。
そんなことを聞き及んでいた中での平野さんのこの決断は、私の単なる推測ではございますが、かなりの勇気と、決断、はもちろん、そこで終わってはいけない、と言う、多くの思いを感じずにはいられませんでした。
彼女の生き方を応援したかった、と言う、上から目線ではないのではないのですが、この17年で、風の丘に出演すると他の団体が必ずチェックをしてくれていると感じています。マノンレスコーを風の丘で演じた平野雅世さん!と、世間が一目を置いてくれたらと願ってお願いをしました。
そして、蓋を開けてみましたら、また、これが素晴らしい!演奏の技術は、彼女の細やかな性格が活かされ、レベルがとても高いです。そして、何よりの魅力は、その殺気さえ感じるその演技力。全力で出し切る、その演技の気迫は、私が経験してきたソリストの中ででもトップクラスのオペラ歌手と同等以上のエネルギーを感じます!
彼女は、関西弁でお話をされます。そして、話術もテンポよく、突っ込みもするどくとても楽しい方です。雑談をいつも楽しませていただいているのですが、お客様をとても大切にされていることに驚きます。でもこれは、たぶん、このお人柄として人が好き、で、沢山の方と知り合いたい、いろんな方とのおしゃべりを楽しみにされている方なのだと感じました。
関東で演奏活動を始められてまだ2年経っていないと思いますが、すでに当方公演「マノン・レスコー」での集客力や凄いものです。千葉くんだりまでここまで沢山のお客様を引っ張ってきてくださった方は、過去にいらっしゃらないほどです。
いろいろな意味で、とても私は平野さんから学びました。芸事以外の部分でも、強い信念を持って仕事をする方です。
さあ、明日、最後の公演です。
こんな素晴らしい出会いを沢山授けてくれた風の丘のオペラ公演でした。この休止は、一過程です。
この後、まだまだ、やることが山積みで、公演終了後、即次の打ち合わせの準備です。
また新しい形で地域社会、オペラ業界、ほかほか、沢山をまきこみ、大きな視野で社会を輝くものにし、その目的は子ども達へ明るい未来を夢を持ってもらえる世の中へ。
明日は、楽しみましょう!!
25日明日の公演、まだ4席、自由席のみ、ありますよ==!
明日、最後に、出演者と一緒に「舞台で記念写真撮影」を行いますよ!!
写真を撮りに来るだけの風の丘ファンのお客様も大歓迎!!どうぞ終演時間17時過ぎにいらして下さい!! 大澤美香著』